実習中

保育実習日誌を【早く】書く!

保育実習が「つらい」理由の中で特に目立つのが

保育学生
保育学生
実習日誌を書く時間がない…。寝不足で倒れそう…。

体調を崩しては大切な実習が無駄になってしまいます。

自主的な勉強の時間も取れませんね。

そこで、

ゆうた先生
ゆうた先生
実習日誌を【早く書く】コツをお教えします。

実習日誌をいくつかのパートに分解し、

・早く書くにはどうする?
・質を上げるためにはどうする?(これも大切)

を考えていきたいと思います。

初めに:実習日誌の構成はどうなってるの?

早く書くコツを、実習日誌の各パートごとに考えます。

日誌の様式は大学ごとに異なりますが、基本的な内容はほとんど変わらないはず。

あなたの書く日誌も以下のような構成になっているでしょう。

①「準備」的な内容:日時・人数・氏名など

②その日の保育の「目標」「ねらい」

③当日の「現場」の流れ

④「振り返り」、次の日の準備や目標

順番に説明しますね。

実習日誌のコツ①「準備」部分

ゆうた先生
ゆうた先生
とてもカンタン。事務的な情報を書くパートです。

早く書くコツと言っても、ここは工夫のしようがありません。

・日時や天候
・クラス名、人数、氏名(出席/欠席)
・担任保育者の氏名

これらをメモしておきます。

困る学生が特に多いのは

〇〇で遊んでいた子供の名前を思い出せない…。

これ。

後で保育の流れを書くためにもメモを活用してください。

忘れてしまっても尋ねれば済みますので、神経質になる必要はありません。無駄に緊張すると学ぶための脳機能が制限されてしまいますからね。

しかし、保育実習は担任になるための練習です。忘れそうなら書き留めておくくらいはしましょう。
※園にお願いして名簿のコピーをいただく手もありますが、個人情報保護の観点からおすすめできません。

ゆうた先生
ゆうた先生
何にせよ、ここで時間を取られないようにしましょう。

実習日誌のコツ②「目標」部分

つまずきがちなのが「目標」。

ここに時間を取られてしまう人には、共通の傾向があるようです。

それは「何もかも自分で考えようとする」こと。

その結果、何を書くべきかわからなくなり、筆が止まってしまうんです。

保育学生
保育学生
でも、自分で考えるって大切なことだと思います。
ゆうた先生
ゆうた先生
そうですね。ただ、自分で考えるための「道具」を使いましょう、ということなんです。

料理で包丁や鍋を使うイメージ。「道具」がないと大変でしょう?

便利な道具として役立ててほしいのが「発達段階」の考え方。

※こちらを参照

【保育実習日誌】毎日の目標は2つのポイントを押さえれば楽に書ける。 2つのポイントとは ・「発達段階」 ・「オーダーメイド」 です。毎日の目標設定の悩みを、ここでぜひ解決して...

この理論を活用すれば、間違いのない「目標」が立てられます。

実際は子供一人ひとりの状況に応じて目標をオーダーメイドしなければなりませんが、発達段階を知っていれば「どう変えればいいか」もわかり、悩まなくて済みます。

ぜひリンク記事の内容を理解し、短時間で「目標」を設定できるようになりましょう。

ゆうた先生
ゆうた先生
蛇足ですが、一人ひとりに応じて目標を決めるのが本来の保育。「今日はクラスで製作をする」は間違った目標設定です。

このことを教えてくれる人、意外と少ないんですよね。なんでだろう。

保育実習の目標設定は「脱マニュアル」でうまくいく「保育実習、絶対に失敗したくない!」と願う学生の方は「目標」の立て方を工夫してみましょう。ふつうは「自分の言葉」で目標を考えますが、大切なのは他人の言葉。そう、「パクる」のです。「目標をパクる」と、こんなメリットがあるんですよ(本文を読む)……...

実習日誌のコツ③「現場」部分

その日の保育のようすを、子供・担任・実習生(自分)の言動ごとにまとめます。

時間予想される子供の動き担任保育者の援助実習生の動き
10:00

10:35

11:50

〇〇が~

●●と◎◎が~

昼食時◇◇が~

〇〇に△△を~

●●が▲▲だったので~

◇◇の◆◆を~

□□

■■

☆☆

具体的には、このように時系列で書くことになるでしょう。

分量は多いですが、難しくはありません。メモさえ取ってあれば30~40分で書けるはず。

ゆうた先生
ゆうた先生
考え方が分かれるところですが、ここでは全体の流れを把握する練習をしてほしいです。
保育学生
保育学生
「子供は遊びながら何を考えていたか」は最低限でいいってことですね。

子供の心持ちは最後のパート(④)で掘り下げることにし、この③部分では目に見える行動を観察することに集中。

一人ひとりの生活を、まずは表面的にでも把握できるようにしましょう。

保育実習の記録を書くためのベストな方法とは? ポイントは「感想を含めず、端的に書く」です。 ※この記事は2分ほどで読めます。  動画でも解説! 日誌を早く・...

実習日誌のコツ④「振り返り」部分

ゆうた先生
ゆうた先生
③で記録した遊びの中から、1~2つをピックアップします。

※さまざまなまとめ方があります。指導教員の指示に従ってください。

③が「事実を並べる部分」だとしたら、この④は「事実に意味を与える部分」。子供の気持ちを考えるということです。

通常、A4の用紙1枚程度の分量になるでしょう。場合によっては書くのに2時間以上かかり、寝不足の主な要因に。

保育学生
保育学生
重要なパートですのでよね。時短を心がけながらも気合いを入れて書きます。

振り返る場面を先に決めておく

さて、「振り返り」(反省)を早く書くにはどうすればいいでしょうか?

ゆうた先生
ゆうた先生
私がまずおすすめしたいのは「③を書きながら振り返る場面を決めてしまう」こと。
どの遊び・場面に注目すべきですか?

掘り下げたいのは子供の気持ちですから、例えばこのようなシーンに出会ったらチャンスです。

・子供の心がよく動いているようす
・担任と子供との興味深いやり取り

次に、簡単な具体例をあげ、振り返りのテーマにすべきシーンを想像してみます。

園庭でAという遊び(遊びA)が行われていて、そこにいる園児数名はとても楽しそうです。

担任の先生は一緒に座って遊び、遊びAに15分間ほど関わった後、その場を離れました。

保育室で遊びの援助をした後、遊びAに戻ってきましたが、声をかけずに再びその場を離れる担任。

お帰り間際に見ると、遊びAの子供は全員が満足そうでした。

子供達の楽しそうなようすから、心が動いて遊びが発展していくのを観察できるでしょう。

担任が子供に深く関わったり、反対にあえて声をかけなかったりした理由を考えると、書きたいことが溢れてきます。

観察中、そういった場面を見逃さないようにしてください。

「自分ならこうする」という視点で振り返る

先生の狙いはどこにあったのか?
子供はどのような気持ちだったか?

ゆうた先生
ゆうた先生
保育を振り返る時、「自分が担任だったらこのように関わるだろう」という一文があると最高です。

「なぜなら~~~だからです」と理由も付け足します。

これは「早く書く」コツでもありますが、日誌の質、もっと言えば実習の質を上げるために欠かせない作業。

「保育実習=担任の先生として保育をする練習」ですから、自分ならどう保育するか、これを機に本気で考えましょう。

保育学生
保育学生
担任になったつもりで書く、ということですね。

振り返り方のまとめ

「振り返りのパートを早く書くためにはどうすればいいか?」をまとめます。

・振り返る場面を決めておく
・「自分ならこうする」を書く

この2点を盛り込むだけで、うまくいけば1時間で仕上げられるでしょう。

ゆうた先生
ゆうた先生
もちろん、早く書けるだけでなく日誌の完成度が上がります。

それもそのはず、「反省点が常に頭にある」状態は、まさにプロの保育者の思考。

1週間でもこれを繰り返せば、保育のレベルが相当上がるでしょう。お試しください。

(まとめ)

ゆうた先生
ゆうた先生
各パートは以下の要領でまとめてください。日誌を書くスピードも、日誌の質も上がります。

①「準備」→メモを活用。内容を忘れても気にしすぎない。

②「目標」→「発達段階」という「基準」を参照する。

③「現場」の流れ→ひたすらメモ。まずは全員の行動の把握。

④「振り返り」→③の段階で振り返るシーンを決めておく。「自分ならこうする」視点。

実習日誌を数年後に読み返し、新たな発見をすることも多いです。

日誌に振り回されて実習がつらい、なんてことになったら本末転倒。「役に立つツール」として日誌を使い倒しましょう!