それは「いい先生」になる方法(+その実践)です。
そして、「いい先生」とは「子供の発達を助長できる先生」のこと。
読めばスッキリした頭で実習に向かえると思います。
実習で学びたいのは「いい先生」になる方法
保育実習の本当の目的を教えます。でもお話ししましたが、
引用した記事を要約すると…
園※には子供の心身の発達を促すという使命がある。
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その使命を果たすための人材としてあなたを採用する。
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あなたは子供の心身の発達を助ける保育者(=いい保育者)にならなければならない。
※このサイトでは幼稚園・保育園(保育所)・認定こども園を総称して「園」と呼ぶことがあります
ただ、実習のオリエンテーションで話すことが「いい先生になりたいです!」だけだったら、社会人として厳しいですよね?
指導の先生「実習の目的を教えてください」
あなた 「いい先生になりたいです!」
指導の先生「それはどんな先生ですか?」
あなた 「えっと…、いい先生です!」
そこで今回は
「いい先生とは?」
「いい先生になるには具体的に何をすべき?」
を考えるわけです。
いい先生とは?
冒頭でお伝えしたように「いい先生」=「子供の発達を助長できる先生」。なのですが…、
そんなこと言われるまでもなく、全員が自分なりの「いい先生像」を思い描いているものです。
あなたも答えを持っているでしょう?
いい先生って何ですか?
優しいとか、しっかりしているとか、ピアノが上手だとか、アイデアが豊富とか。
なぜ言い切れるかって?園の存在目的が「子供の心身の発達を助長すること」だからです。先ほど言った通りですね。
優しくても
しっかりしていても
ピアノが上手でも
アイデアが豊富でも
子供の発を支えられないなら「いい先生」ではないんです。
「いい先生」=「子供の発達を助長できる先生」。丸暗記してください。
いい先生になるには?(保育実習を活用)
いい先生になる方法は
①発達とは何かを理解する
②発達を助ける方法を理解する
③その方法を実践し続ける
しかありません。
他の方法があったら教えてください。お金を払ってでも習います。
①発達とは何かを理解する
①は座学で理解できます。
発達について解説した動画があるので、ぜひ確認しておいてください。
また、「発達とは何か」という文章コンテンツも作成中です。完成したらぜひお読みくださいね。
②発達を助ける方法を理解する
次に②。発達を助ける方法。これも文章や動画で学ぶことができます。
「こういう時はこうする」という一般論を知ることも必要ですが、ケーススタディを繰り返すのがいいですね。
こういった教材を探しましょう。
これは保育見学会を録画したもの。
「こういう状況でこういうふうに関わった」という事例(ケース)を集めたもので、保育学生にうってつけです。
これを見れば保育実習に行かなくてもいいかもしれない、と言いたくなるほど大切な内容です。
さて、これでいちおう①と②が済みました。
「いい先生」になれそうですか?
いいえ、それは無理です。
③が最重要ポイントだからです。
③その方法を実践し続ける
つまり実践。「いい先生」になるための実践です。
実のところ、保育実習はこの実践のためにあるようなもの。
実践には限りがなく、極端な話、50年間毎日実践し続けても「完璧」はあり得ません。
そりゃそうです。子供の生活に合わせて必要な働きかけが変わりますからね。
園には毎年新しい子供が入ってきますし、毎日同じ状態である子供はいません。
ただ、実践の「基礎」は作れますし、実習はその「基礎」を身につける仕組み。
「いい先生」になるため、ぜひ保育実習を活用してほしいと思います。
③を通して①と②を確認し続けるのが実習だと思ってください。
まとめ
保育実習で学びたいことは「いい先生」になる方法、というお話しでした。
内容を大きく分けると次の2点。
☑ 「いい先生」=「子供の発達を助長できる先生」
☑ 発達を助ける方法を理解し、実践し続けるのが実習