達成へ向かっての 一生けんめい

雨の水曜日。

先週から試行錯誤していた 宇宙行きロケットに

金属をかぶせる作業が もう始まっている。

この銀色の釘は プラチナでできているらしく

とても丈夫なのだそう。

山さん達は

本物の木やノコギリや釘で

大工仕事をするのが 好きなのだから

宇宙へ飛んでいくロケットだって作れる。

鏡のような光沢に

宇宙への 夢が広がる。

雨だから お部屋で仲よく遊ぼうと

お袖をつけて♪お江戸日本橋。

宇宙飛行士達にとっては

ここは 江戸時代。

宇宙船は タイムマシンにもなりそうだ。

踊りの名手達に

登園してきたばかりの仲間が増え

賑やかに。

江戸時代には

森のキノコを研究して

皆の病気を治そうとする

名医たちもいる。

♪春の舞扇 も人気だ

和の旋律や 和楽器のおもむきが

子どもの心に響くのだろう。

今の子どもには テンポの速いものをと思いがちだけれど

ゆっくりしっとりしたものの方が

小さい人たちの心と身体を 動かすのだなあ。

製作の仲間たち。

頭の中のイメージを

はっきりとした形にするのは おもしろい。

達成に向かっての一生けんめいは

楽しいのだ。

森さんたちも

達成に向かう生活をしている。

雨降りだから

お部屋で静かに遊んで えらいこと。

ペンの持ち方、お兄さん持ちを試みる。

大きい森さんたちは

お家ごっこで忙しい。

自分たちの力を使って

一生けんめい 遊んでいる。

森の組も 山の組も

“こうしよう”と思ったことを

しっかりとした形にあらわそうとして

努力している。

高階幼稚園の子どもたちは

「自分たちはいいことを考えて 一生懸命けんめい遊んでいる」

そう思っている。

大人たちだって

悪いことでなく いいことをたくさん考えて

一生けんめい お仕事したら

きっと 安定した世の中になるに違いない。

母親たちも 一生けんめい

創意工夫しながら子育てしたら

きっと 豊かな心を持った人間ばかりの

世の中になるに違いないーーー。