幼稚園の ビワの味

園庭のビワが いい色になってきて

食べたくて仕方ない子ども。

それで あやこ先生が 樹上の人となる。

たまたま 母部屋で歓談中だったお母様たちが

手伝ってくださって

嬉しい嬉しい 子どもたち。

お店の高級ビワと違って

小粒だけれど

瑞々しくて おいしい。

種は大きいから

果肉の部分は

あっという間になくなっちゃうのだが

それがいい。

いくつ食べても

食べ過ぎることはないもの。

おいしいね

おいしいねと

ビワの味に夢中な 子どもたち。

園庭のビワ初心者の

小さい人たちにとって

幼稚園のお友達と味わう

初めてのビワの味は どんなだろう。

大きい人も 小さい人も

きっと 甘く懐かしい味に違いない。

こんなに喜んでもらって

ビワの木も さぞかし嬉しいことだろうーーー。