アライグマと森の幼稚園

幼稚園の不思議。

朝のツリーハウスで出会ったのは

アライグマ(のおじさんか?)。

この森のおうちに あなたはとても似合っているけれど 賃貸契約できません。

アライグマは ラスカル人気で ペットとしてたくさん輸入されたそう。

けれど凶暴で人に懐かず 捨てられて

都会でも繁殖しているとのこと。

お産は一度に5匹。

年に二回 繁殖期があるのだそう。

どんどん増えて

今日までに川越市で200件の通報があったのだけれど

捕獲はなかなか難しいとのこと。

人間たちの無責任が原因なのだ。

なんということだろう。

子どもたちは今日はお部屋ようちえん。

さっそくアライグマをこしらえ

遊びの仲間に。

この子どもたちも成長して

いつか大人になる。

無責任なことを平気でする人間に 育ててはならない。

自ら感じ考え 判断する

この行き方で生活しなければ。

子ども一人ひとりの

目には見えない内面を 育てなければ。

もうすぐ運動会 ということで

子どもの生活全体を 運動会に向け

練習させている幼稚園は多い。

子どもの外側ばかり見て

評価ばかりしていたら

子どもの中身は育てられない。

子どもが、子どもたちが自ら

こうしたい、こうしようと考えたことを

実現させようと 一生けんめいな生活。

自らを充実させるために

精一杯の力を使う生活。

そういう 当たり前の いつもの日常の中に

幼児の教育はあるのだ ーーー。