幼稚園の意欲

けやき くぬぎ さくら。

散り敷いた花々で 小道ができた

月曜日の幼稚園。

朝の道を行く 楽しさ。

ママと一緒の 嬉しさ。

パパと一緒の 嬉しさ。

今日もいっぱい遊ぼう!

遊ぼう 遊ぼう!

新入園の小さい人たちにとって

お母様と離れがたいのが 月曜日。

お母様が大好きなのだもの。

でも 意欲に満ちる幼稚園の空気が

遊びたい気持ちを 掻き立ててくれ

いつの間にか 母恋しさを忘れ

遊びの熱中が 始まる。

幼稚園はおもしろい!

ほら、こんなに!

お友達の熱中に 誘われる。

ほら、こんなふうに。

やってみようと思いついて

やってみる。

あっ できた!

成功の感触!

心が動くと 身体が動く。

身体が動くと 心が動く。

大好きな ポケモン。

大好きな キノコ。

大好きなアンパンマン。

幼稚園は

お庭もお部屋も おもしろい。

子ども一人ひとりが

今日の充実に向かって

一生けんめい遊ぶ 幼稚園。

大きい人が試したことに

心が動いて

自分もやってみようと 思う。

そして やってみる。

小さい人にとっては ちょっと危ないので

「先生がいるときだけね」と 言っておく。

ぼくだって ジャンプしたい!

ここならきっとできる と考えたのだ。

えらいなあ!

お兄さんお姉さんと 一緒なら

もう少し高いところからも 飛べる!

えらいなあ!

高みを目指す 子どもたちの

生活の花が咲く 幼稚園。

いろいろな遊びが 繰り広げられているからこそ

自分も やってみよう

手伝ってあげよう と

心も頭も 動く。

身体も 動く。

お互い同士が 一番の教育環境なのだ。

その お互い同士の遊びを

広げたり深めたりするのが 保育者たちだ。

保育者たちも 持っている機能を精一杯使って

夢中になって 生活している。

自分のことは忘れ

まるで子どものように 無心になってーーー。