昨日の冬日和が一転して、
木の葉時雨の朝。
「雨だれポッタンが終わるまで
お部屋で仲良く遊びましょう」
と先生。
海さんたちは
昨日の続きの作りものが
楽しくて
たまらない。
自分がイメージしたものが
イ
メージ通りに作れるように
なったのだもの。
熱中
熱中、
熱中
熱中。
海の組は
幼児期の青春時代を迎えている。
子どもたち自ら
どんなに嬉しいことだろう!
川の組には
お姫さまが。
移動販売のラーメン屋さんを作る
2人。
「カニでダシをとるんでしょ!」
「カニじゃなくてエビ!」
ポケモン専用のラーメン屋さんか。
こちらは、焼きたてパン屋さん。
ポケモンたちのパン屋さんらしい。
「お山まで登ります」
「ポケモンだったら
買いにきていいですよー」
「ポケモンで食べにいこう!」
「はい、いらっしゃいませ」。
川さんたちも
作りものに大忙し。
カタツムリくんも
動き回っている。
「ぼくのポケモン
観覧車に乗りたがってる」
「じゃあ、まずカニパン食べてからね。
今 焼いてあげますからね」
「ごちそうさま」
「さぁ遊ぼう!」。
お友だちもやってくる。
遊びのイメージが広がる。
池の組も
お部屋で仲良く遊んでいる。
小さくても、
自分の思いを形にしようと
いっしょうけんめい。
モノレールごっこが続く4人。
モノレールのイメージなんて4人それぞれ。
運転する人、
アナウンスの人。
トンカチで修理する人。
時々 先生が代弁して、
それぞれのイメージの共有を図る。
別々に遊んでいるようでも、
お部屋のそこここで
繋がっている
池さんたち。
熱中。
熱中。
熱中。
続く、
続く
続く、
続く熱中。
海の組の向こうの
くまちゃん文庫には
小さいお友だちが。
今日は「小さいようちえん」なのだ。
小さい人たちはお庭が大好き。
でも、今日は
お部屋で夢中になっている。
大好きなお母さまと一緒に
安心して遊んでいる。
えらいこと。
えらいからトクベツ、
海さんたちの楽隊に
ご招待。
♪おしゃべりきのこ♪や
♪タタロチカ♪、
♪宇宙戦艦ヤマト♪などの
リズムを楽しむ。
お父さまたちのおかげか、
ヤマトの歌も
4番まで覚えた。
♪おしゃべりきのこ♪も
4番まで。
みんな すごい。
♪きりなしうた♪まで
みんなの十八番になった。
お弁当に満足した後、
野球を始めた海の組。
あっ
打った!
また打った!
またまた打った!
あっ 惜しい!
ゆるい球を投げてくれる
優しいピッチャー。
ピッチャー交代。
あっ
打った!
冬うららの園庭に
子どもたちの影が躍る―――!