子どもと一緒に心を動かす

「昨日はおもしろかったね!」

木曜日の幼稚園は

誕生会の劇♪三匹のこぶた から始まった

いよいよひとり立ちする こぶたたち。

大きいお兄さんは わらでお家を作る。

にわとりさんやりすさんが お手伝い。

いいお家ができそうだ。

中のお兄さんは 木でお家を建てる。

小鳥さんやおさるさんが お手伝い。

できたできた!木のお家!

末のこぶたは レンガを使う。

うさぎさんがお手伝い。

ありさんは 重いレンガを運ぶ役。

できたできた レンガのお家!

お山からやってきたのは オオカミだ!

さあ大変!

わらのお家を 吹き飛ばす。

悪役のオオカミさん役を

引き受けてくれて

ありがたい ありがたい。

身体が動くと 心が動く。

心が動くと 身体が動く。

リズムの遊びによって

子どもたちの創造性が 培われていく。

いつの間にか 知らずしらずに。

リズミカルで美しいメロディーは

子どもたちの心と身体を

癒してくれる。

いつの間にか 知らずしらずに。

都市化の影響か

この頃の幼児たちの中に

不安や不満を感じることが多い。

お母様も都市化して

”自分は自分”という生き方なのか。それとも 自分を守っているのか。

子どもも同じ “自分は自分”。真似から始まる遊びもあるのに。

我が子がうんと幼い頃から「どうする?どうしたい?」。

一人の人間として 尊重しているようで

あなたと私は 違う人間なのだから

自分のことは自分で選びなさいと

突き放しているのと同じ。

お母様と密着して

まるで一心同体のように生活する日常が

なくなってしまったのだろうか。

お母様が 学校の先生で

幼稚園の保育者たちが

一心同体の母親。

年々 その傾向が強くなる。

子どもはただ お母様に

自分自身を与えてほしいのだ。

お母様を味わいたいのだけれど

お母様は 我が子の外側ばかりが気になる。

何かができた、とか できなかったとか そういうことが。

心が満ちて 外側に溢れ出るのだ。

中身が充実するから 外側に現れるのだ。

どうか 我が子の心を汲んでほしい。

我が子の身になって

一緒に心を動かしてほしい。

お子さんもきっと

お友達の意欲や意志に 心を動かし

充実へ向かっての園生活を

繰り広げることだろう。

母と子の日常生活も

リズミカルになることだろうーーー!