おむすびと子どもたち

今日は山の組の おむすびころりん幼稚園。

お昼ご飯のおむすびを楽しみに

一生けんめい 遊ぼう!

「やまいちごどうぶつえん」は

「とうきょうわん」に隣接している という設定で

遊びが続いている。

新たな仲間たちも

次々に誕生して 賑やかな

「やまいちごどうぶつえん」。

やまいちごどうぶつえんの 近くのお宅では

王子の馬と 仔馬のコニーと

ヘビと木と花たちが

人間たちと 仲良く暮らしている。

水族館の仲間たちは

お洋服や

いろいろなものが入れられる

バッグや

アクセサリーを作ってもらって ごきげん。

ボール遊びも こんなに上手だ。

もっともっとおもしろく遊ぶために

一生けんめいな 山さんたち。

森さんたちも

一生けんめい 遊んでいる。

思いついた遊びが

停滞してきたり

お友達同士のやり取りが

円滑にいかなくなったり した場合

保育者が 助け舟を出す。

どの場合も

子どもたちが 受け身にならないよう

自ら感じ 考えられるよう

頭のてっぺんから つま先まで

神経を働かせて。

子どもたちの母船である 保育者との

精神的なつながりが

保育の根底にある。

そういう年月を過ごして

育ってきた 年長山の組の

お昼ご飯が 近づいた。

お母様方も

お互い同士 育ち合い

幼稚園と 別れがたい。

大きなお釜で炊いた

いい匂いのごはんで

思い思いの形を作る。

ああ、自分に似ている!

ああ、おいしそう!

「いただきまあす!」

「サイコー!」

「おむすびサイコー!」

おむすびと子どもの

二大スターの 共演だ。

子どもと おむすび

なんて似合うのだろう。

お母さんのお弁当に

必ず入っている おむすび。

三角だったり 丸かったり

俵型だったり

お母さんの お母さん

そのまたお母さんが きっと

結んでくれた 形なのだ。

山さんたちも いつか大人になって

お母さんやお父さんになる。

かわいい我が子に

いろんな形のおむすびを結ぶ日が

きっとくるに違いない。

かわいいおむすびを お弁当箱に入れて

きっとこの幼稚園に やって来る。

そんなことを考えて 気を取り直す

春麗の幼稚園ーーー。