思いを形にするために

寒さが緩んだ 水曜日。


日差しが嬉しいお庭。

一人やってきたその時から


保育が始まる幼稚園の朝。

朝のお庭はいい気持ち。


静かなお部屋も いい気持ち。


朝のテラスは 東海道。

東海道は大名行列。


紀州の殿様お国入りだ。


誕生会のお気に入り

♪まりとのさまのリズム遊びの行列が

毎日テラスを行ったり来たり。


4分の2拍子が


子どものテンポにちょうどいい。

お侍さんは大股で


お姫様は小股で。

すっかり そのものになって歩く。

歩くのは楽しい。


行列は 見物も楽しい。

子どもも母も どちらも楽しい。


お面作りも楽しい。


江戸時代の雛人形たちは

歌ったり踊ったりする。

♪あかりをつけましょ ぼんぼりに

おはなをあげましょ もものはな


ごにんばやしの ふえたいこ

きょうはたのしいひなまつり


江戸時代にも ポケモンがいる!

野球ごっこの道具だって作っているのだ。

昔の子どももきっと


この幼稚園の子どもと同じように

いろいろなものを手作りして

作ったもので遊んでいたに違いない。

作ることは楽しい。

思ったことを形にすることは

なんて倒しいのだろう!


江戸時代にも♪ドレミの歌がある。


人数を数え「2人ずつだから16人か」


「15人じゃ 1人足りないね」

「最後のドは1人でいいね」と


大きい山さんたち。

生活の中で学んでいるのだ。


どんな時にも みんな楽しく

幸せの歌を 歌い続けてほしい。

みんなで空を仰ぎながら。


あんまり楽しそうなので


森さんたちがやってきて

「♪工事場やろう 工事場やろう!」

♪工事をしている工事場だ

せっせと働く工事場だ

ドスーンドスーン ドッスーン

ガシャガシャガシャガシャ

ザーッ!

工事を眺めていると

つい自分が 働く車や機械に変身して

ついに ザーッと 土砂とかコンクリートになってしまう。


工事場では製作もしている。

工事場ではフォークダンスもありだ。

♪ドライクスマンを始めると

製作男児の指もついつい動く。

同じ空気の中で生活しているのだ。

製作女児の身体にもリズムが。


楽しくておもしろくて

あの長い曲を続けて3回も


繰り返し踊り続ける。


お母様たちも驚く体力だ。

さっきから同時進行の製作。


森の組のヘビたちは


おなかがすいた。

おネコさんたちも何か食べたい。


テラス横丁には

おしるこ屋さんが出店。


当たりくじが出ると

いろんなお得があるらしい。

自らの思いを形にするために

創意工夫を凝らすことは

なんとおもしろいのだろう。

子どもさながらの遊びの生活を崩さず

その中に教育を入れていく幼稚園の子どもたち。

そろそろおなかがすく頃だーーー。