柔らかく広い心

火曜日の幼稚園は トウモロコシ遠足だ。

石川さんの畑の おいしいゴールドラッシュ。

今日は自分でもぐのだと みんなで出かける。

ゴールドラッシュは 背丈が低く

子どもにちょうどいい。

採ってすぐ食べられる ゴールドラッシュ。

畑でもテラスでも

美味しさが止まらない。

“ラッシュ”って 突進するという意味だったか?

トウモロコシに突進の 子どもたち。

おいしくておいしくてたまらない 森さんたち。

山さんたちは もう

いつもの遊びの生活を 始めている。

♪おたまじゃくし のリズム遊び。

オタマジャクシになったり カエルになったり。

並行して 製作も。

働く自動車は 興味深い。

昆虫だって 作りたい。

ウサギの赤ちゃんが こんなに生まれたので

お世話もしなくちゃ、育休だし。

トウモロコシを味わい

お弁当で母を味わい

ますます元気な 山さん。

こぐま座人形劇の♪カバさんの

あの 大きな口の表現。

♪あまだれぽったん の

しずくの表現。

カバにもしずくにも なってしまう

そういう子どもたちと

私たちは 共にいるのだ。

森さんたちも

いいお友達になってきた。

山さんの 虫取りチーム。

最近熟達してきたので

おもしろくてたまらない。

「ねえ鬼ごっこしよう」「いいよ」

即答のお兄さん。

仲間を集める 親切お兄さん。

「おにきめおにきめ 鬼ですよ」

あっ 鬼が決まった!

「ぼく 鬼やだよ」小さいものね。

「ぼくやるよ」即答の 親切お兄さん。

幼稚園で生活していると

一日に何度も こんな場面に出会う。

どの人も 心が広く 柔らかい。

お母様に 手を心をかけていただいて

満足しているから

こんなに小さな人たちの中に

相手を思いやる心が 培われているのだ。

幼児教育の肝腎は 親切。

親切は 深切。

深く切なる心だ。

幼稚園中に満ちている

お母様たち 保育者たちの

深く切なる心が

子どもたちを育てているーーー。