幼稚園のおいしい味

卯の花曇りの月曜日。

森のはずれにある 小さいお家で

グラタン屋さんが始まった。

いい匂いが漂って

早くも集まるお客様。

お友達のお勧めだもの 食べてみたくなる。

どんな味がするのだろう。

きっといつものママの味なのだ。

その味をベースに お友達味のスパイスが加わって


幼稚園の味ができあがるのだきっと。


製作する時 カラーペンを噛む小さい人に

「幼稚園の味がするんだね」と

言っていた 大きいお友達。

ママの味も幼稚園の味も

子どもたちの人生を支える

深くおいしい味だったらいい。

そう思う 花卯木の幼稚園ーーー。