今日の幼稚園は カレーの味

クリスマスローズも縮こまる 水曜の朝。

お庭の霜柱たちは元気だ。

一人やってきたその時から保育が始まる 幼稚園の

朝のお部屋の 子どもたち。

こま回しの進化。

あ、中吉だ。

お次は 大吉。

おお、大大吉だ!

またまた 大大吉!

「おはよう」

一人またひとりやって来る 山の組。

昨日の遊びの続きが

そこここで始まっている。

「おはよう」 もう一人。

「おはよう」もう一人。

今日も充実へ向かって

一生けんめい遊ぼう。

森の組の朝。

熱心な遊びが そこここで始まっている。

山の組も森の組も なんて和やかなのだろう。

子ども一人ひとりの 安心安定が

お部屋中を満たしているのだ。

お互いどうし 心が柔らかいから

相手がちょっと間違えても

トゲトゲしたりしないため

遊びに弾力があるのだ。

お母様との日常生活の良さが

園生活に反映している。

こんな幼稚園が 今どきどこにあるだろう。

お互いどうしが 最良の教育環境なのだ。

今日は 楽しみにしていたカレー幼稚園。

お料理サークルのお母様たちは

昨日から仕込みに忙しい。

お母様たちだって子どもたちと同じで

お互いどうしが 最良の教育環境。

お互いを高めあう お友達どうしなのだ。

お互いどうし 腕によりをかけ

最高のカレーを作りたい!

今日のカレー屋さんは誰かな?

楽しみな子どもたち。

母も子もお互いに

幼稚園中の母子を知っているのだもの

カレーの味も格別だ。

こんなにおいしいカレーは

どこへ行っても食べられない。

おいしいね、おいしいね と

夢中でほおばる子どもたちに

胸がいっぱいになる お母様たち。

子どもたちは おかわりもして

お腹いっぱいになる。

嬉しい子どもたち。

嬉しいお母様たち。

カレーのいい匂いと一緒に

母と子の暖かい雰囲気が幼稚園中に 立ち込める。

嬉しい子どもと嬉しいお母様が生活する

みんなが大好きな この小さい幼稚園を

大切に守っていかなくてはーーー。