運動会を待つ楽しさ

落ちていた雨が止んだ

幼稚園の朝。

運動会を待つ子どもたちの 玉入れが

もう始まっている。

カゴを一杯にして 喜ぶところからが

玉入れだ。

ルールは後からついてくる。

投げては拾い

拾っては投げる。

ひとつ入ると その後ずっと嬉しい。

さっきから一つも入らないお友達に

嬉しい気持ちを 味わわせようと

加勢に回る お姉さん。

がんばれ!がんばれ!

Yちゃんのがんばりに気づいたお友達も

投げるのをやめて 応援。

がんばれ!

がんばれ!

玉は いくつもカゴをそれ

なかなか中に 入ってくれない。

熱血応援チーム がんばる。

Yちゃんもへこたれず 何度も何度も投げる。

おお!入った!嬉しさに カメラもぶれる!

本人より 応援チームの方が嬉しそうだ。

玉入れにも 神様がいる。

先生と手を取り合い

ようやく実感する嬉しさ。

やったやった!

ひとつ入ると ずっと嬉しい。

「ぼくだって!」

喜びの連鎖。

心が嬉しいから

親切が 止まらない。

完成した首長馬の名前が まだ決まらない。

干し柿をたべさせる。

ここがお口だ。

性別は男 だそう。

おお!なんと難しいモンテネグロの旗!

運動会の空を飾る 万国旗だ。

どんぐり虫も 運動会。

運動会が 子どもたちの遊びの日常にひとつ増え

流れゆく一日。ーーー