自由な保育の子どもたち

幼稚園の月曜日は

どんぐり拾いから始まる。

世間では不作だと聞くが

ここのどんぐりは どっさり実った。

山さんたちは早くも

忍者ごっこに使う 竜巻作りだ。

ぐるぐる回って 竜巻を起こす、

忍法竜巻起こし。

紙で作った竜巻が

子どもたちの作る風圧で

本当に回りだすのだから 夢中になる。

目が回るよ~ と言いつつも

数え切れないほど何回も

ぐるぐる回って おもしろい。

くもの巣もでき上がる。

お庭のトンネル工事も 進んでいる。

思いが形になってきて

満足 満足。

真っ黒けの嬉しさ。

こんなにどろだらけになれる 幸せ。

ママに対して 気を遣わなくてもいい

安定した親子関係が

嬉しい。

お友達とのやり取りが 増えた

森さんたち。

受け入れたり

受け入れてもらったり

機嫌がよく 和やかだ。

年少時代のかんじんは

機嫌よく生活すること。

それが人生の基本になる。

おや、クモの巣が園庭に。

お花畑ステージでは

♪茶つみが 始まる。

ママたちの踊り、よく見ていたのだなあ。

ああ、そうだった。

これらのいろいろは

いつか お母様たちに観ていただくことを

目的としているのだ。

おやおや

きめつのリレー、大蛇のアーチから

森さんたちが抜けられない。

いろいろなことが ありながら

始まった リレーごっこ。

秋の日差しを浴びながら

走る!

走る!

走る!

いろんな障害をくぐり抜け

乗り越えながら

走る走る!

走る走る!

走る走る!

きめつのリレーは おもしろい!

あらあら、ツリーハウスで涙。

いつも ご機嫌さんなのに

たまにはこんなこともある。

泣いたり 気を取り直したりしながら

子どもの世界を 思いきり生きようーーー!