一生懸命を支えるもの

初夏の花たちが誇らしげに咲く

木曜日の朝。

一人やってきたその時から

保育が始まる 幼稚園の

山の組の子どもたち。

ブランコから聞こえるのは♪幼稚園のお庭。


4人で声を合わせ

高らかに歌う ブランコの歌。


今日は ちいさいお庭カフェの

ちいさい人形劇からお招きを受けている。

プロローグは♪チューリップ。


ひよこさんに手を振る子ども。


♪あおむしさんの登場。

あおむしさんの動きに

じっと見入る子ども。



♪ありのぎょうれつ だ。


ありさんたちは お家へ帰ります。


♪びっくり箱 から何が出るかな?


あ、あめチョコさんがとび出した!


あ、バッタがとび跳ねた!

びっくり箱に 本当にびっくりする子ども。

おもしろい おもしろい!

あ、汽車が走り出した!


ああ、行っちゃった。


大好きな♪線路は続くよどこまでも。

一緒に歌う子ども。

手拍子の子ども。

列車と一緒になって

旅をする子ども。

ああ 行っちゃったー!



ああ もうエンディング♪手をたたきましょうだ。

舞台のお手々さんたちと

心はひとつ。身体もひとつ。

一心同体になって 手を動かす。

子どもは人形たちと一緒に

一生懸命になっている。

子どもにとって 一生懸命は自然だが

大人にとっては骨が折れる。

子どもたちがこんなに一生懸命なのは

言葉や理由でなく

舞台の向こうの大人たちの

本真剣の一生懸命と

響きあっているからなのだ。

高階幼稚園の大人たちの一生懸命が

子と母の一生懸命を支えている。

なんと珍しく ありがたいことだろうーーー。