音楽劇 浦島太郎

梅雨の中休みはいいけれど

朝から蒸し暑い幼稚園。

エアコンさんが活躍するお部屋で遊ぶ。


山や海の生き物(電車も)が

山の組にはたくさんいるのだから

作り足して

浦島太郎の人形劇をやろうということに。


森の組からはもう 浦島太郎の音楽が。

この美しい楽曲は

服部正先生と コロムビアオーケストラ。

小さな子どもたちが心身をリズミカルに動かし

昔話の世界に浸っている。

誕生会のステージの

大人たちの一生懸命と

子どもたちの一生懸命が 響きあっている。

大人たちそれぞれの表現が

子どもたち一人ひとりを動かしているのだ。



別れの場面。

「浦島を知りませんか」


「知りません」の場面。

一人ぼっちの太郎が

ついつい玉手箱を開けてしまい

おじいさんになってしまう場面。

どの場面も 音楽の力が

子どもたちの心と身体を揺り動かす。



もっとやりたい!

配役が変わり

太郎役も変わる。


ここは海の中。


海の世界で生きる者たちが

太郎を歓迎。

楽しく過ごしていた太郎が

父母に会いたくなり

故郷へ帰ることに。

大好きなお友達に玉手箱を渡したい。


帰ってみれば どうしたことか

知らない人ばかり。

途方に暮れた太郎。

おじいさんになるのが怖い 太郎。


ああよかった 代役がすぐそこに!


なんとありがたいことだろう!

大好きなお友達の代わりがここにも。

小さい人たちって なんていいのだろう!


今度は山さんたちの人形劇 浦島太郎。

人形だから 本当にカメの背に乗れる。

今まで使って遊んでいた

お魚たちが活躍。


お人形の太郎は 怖がらず

おじいさんのお面をつけてくれ  大団円。

「おもしろかったよ」の声に

満足 満足ーーー!