北風の幼稚園

北風の木曜日。

先日の南風に負けまいと

吹き荒れているのか。


山の組の横綱たちは

お部屋でお相撲を始める。

このごろ 毎日のように四股を踏んでいるため


力がついた 子どもたち。

四股は力足とも言うんだものね。


中学生のお兄さんたちとの取り組みから

ずっと続く 相撲熱。


子どもたちそれぞれが

自分の持つ力を

思い切り使っている。


相手がいるからこそ

自分の力がわかるのだ。

勝ったり負けたりするけれど

負けてもがっかりしないで

何度でも取り組む。


子どもはこうでなくちゃ!


♪よこづなどひょうで はっけよい!

まだまだ続く 大相撲。


森さんたちは お庭が大好き。


北風さんの大あばれにより


今日はお庭で遊べない。


だからお部屋で


いいことを考えて

お友達と仲良く遊んでいる。


こんなに小さな人たちだって


じぶんの力を使って一生けんめいだ。


山さんたちは 音楽劇を始めた。

♪ブレーメンの音楽隊だ。


母たち保育者たちが 役になりきろうと頑張った

誕生会のステージが

子どもたちの遊びの一つになって


ずっと続いているのだ。


森の小さい人たちもゲストだ。

大きい人たちは ストーリー展開にあたり

出や 引っ込みについても


必然的に考えていて おもしろい。

この場面はこっちから


あの場面では あっちからの方が 本当らしいよね と。

お話の世界と現実の世界を

行ったり来たりしているのだ。


大きくなってきたのだなあ。


音楽劇は続く。

今度は♪ぶんぶく茶釜だ。

お寺のお話だから

本当のお寺でやりたいねえ と子どもたち。

そうしたら

本当のお寺「法心寺」でどうぞ と


ありがたいお話があり


冬休み 本当にお寺の本堂で

ぶんぶく茶釜が できたのだった。


大きくなったといっても

子どもの世界は 魔法の世界だから


法心寺の魔法にかかって

お話の世界に迷い込んだかのような

錯覚している人もいるかもしれない。



おお、次は♪浦島太郎か!

劇団 山の組 は

北風さん大暴れのおかげで

大好きな音楽劇の世界を


たっぷり味わえる。

北風の音も

お話の世界から聞こえてくるような気がする。


浦島太郎の淋しさが

ひしひしと感じられ

こういう日もいいものだと思う

風吹きすさぶ 幼稚園ーーー。