嬉しい母 嬉しい子ども

月曜の朝

幼稚園のお庭に


リズミカルな音楽が 響いている。

金曜日の誕生会に


お母様がたと保育者たちとで

心を込めて


おめでとうの リズム・オン・ステージをしたのだ。


こぐま座のお母様がたの


心のこもった表現も


子どもたちの心と響き合った。



幼児たちは夢の世界に生きている。


いろんなものになってみたい。

リズミカルで美しいメロディーに


心が動く。

心が動くと 身体が動く。

自分ではないものたちになって

活躍する おもしろさ!


子どもの中味が リズミカルに動き

夢中になって表現しながら


いつの間にか知らずしらず

豊かな創造性が身についていくのだ。


子どもたちのためにと


心を尽くす 大人たちにも


いいことがある。

ステージに上がるのは

恥ずかしいし 性に合わないと

おっしゃっていたお母様も

いつの間にか 知らずしらず


「動ける身体」を獲得する。


身体が動くと 心が動く。


感受力や表現力が 身体の中から引き出される。


我が子を育てる日常に

なくてはならない力だ。



この力があれば

我が子の日々の成長のために


行き届いたお世話ができる。

知らずしらず いつの間にか


我が子の心のタイミングに

ピッタリ合うようになるのだ。


小さな我が子のご機嫌が


悪くなることもなくなって

母と子の間柄も安定する。

もちろん 日常のいろいろな場面で

短いリズムのフレーズや動きが


役に立つ。

叱ることもなくなる。

リズミカルな生活は


子も母も 育ててくれるのだ。


11月に入園した 森さんたちの


今日は 初めてのお弁当の日。

大きい人たちが

お手伝いに来てくれた。


幼児受難の この時代に


我が子のために


お弁当を作るお母様は


子どもにとって 嬉しいお母様だ。


嬉しいお母様がたと


嬉しい子どもたちの幼稚園は

嬉しい嬉しい

嬉しい幼稚園だーーー。