嬉しい子どもと 嬉しいお母様が

月曜日。

ジューンベリーのてっぺんが 色づいてきた。

森さん女児に

王子様役を頼まれた 男児。

集めた枝で

だいきのこのうえんのクリスマス飾りを作る 女児。

おお、ちょうちょ結びだ!

いつの間にか できるようになっていた!

「この音楽 お姫様たちかな」

おおすごい!本当に森の組のお姫様たちだ!

お姫様たちの歌は

♪こぶたのだいくさん。

後ろには 本当の大工さんが。

せっかくだから

こちらを向いて 歌う。

大工さんの応援歌だ。

そうこうしているうち

王子様のかんむりができあがり

お庭へ。

クリスマス飾りのもみの枝が こんなに。

「わあ!たくさん!」

「きみ子先生が高枝切りばさみの役で

ぼくが 受け止める役をしたんだよ!」

「ツリーハウスで 切ったんだよ!」

「ぼくは 砂時計作るんだ」

まずは 設計図。

森さん お庭のお仕事。

一生けんめいな 仕事人。

すばらしい仕事ぶりだ。

こんなに小さいのに ベテランの風格。

続く 山さんたちの鬼ごっこ。

走りに走って

まだまだ 走り足りない。

おもしろくて

おもしろくて

おもしろくて たまらない。

こんなに続くなんて

気力も体力も 充実しているのだ。

ツリーハウスは お城に。

だって 姫と王子のお住まいだもの。

姫も王子も 家事が得意らしい。

家事は 最高の数学教育だ。

こんなに かいがいしい

姫と王子がいる国は

きっと平和に 違いない。

お城の下には ケータイ女児たちが。

「これ、思い出が見えるんだよ」

なんてすてきな ケータイ!

まだまだ続く 鬼ごっこ。

お腹がペコペコ ヘトヘトになっても

お母さんのお弁当で 復活するのだ。

お母さんの味は 最強だ!

だから子どもも おいしいものを作る。

作ったら 誰かに食べてもらいたい。

先生にも 食べてもらいたい。

お母様との日常が

遊びの素だ。

お母様との 時間の共有・共感が

お友達や先生との 生活に生きる。

だから こんなに嬉しい。

嬉しい子どもが こんなに。

こんなに こんなに!

高階幼稚園は

嬉しい子どもと 嬉しいお母様

嬉しい保育者たちの 幼稚園だーーー。