誕生会の後に

月曜日の幼稚園。

誕生会のステージが

お花畑オンステージに。

一人またひとりやってくる 幼稚園の朝に

♪子ども盆踊り が流れる。

♪おどろ おどろ よいやさ よいやさ

よーいよーい よーいやさ♪

「楽しみながら のんびりと踊るとよい」と

作詞作曲の 堀合先生と山崎先生。

みんなでリズムに乗る 楽しさ。

今度は びっくりばこ。

この箱 何がはいっているのかな?

あっ リスさんだ!

この箱には カエルさん。

すごい跳躍力だ!

この箱は?

おお 蝶々さん!

「大きいから カラスアゲハだね きっと!」

大きい箱 小さい箱

いろいろな箱から 次々に

いろいろな表現が 飛び出す。

おもしろい!

おもしろい!

お友達の表現は

イメージの宝庫だ。

お友達の心が 身体が 動き出すと

ぼくのあたしの 心と身体も

動き出す。

心が動くと 身体が動く

身体が動くと 心が動く。

バッタさんも 小鳥さんも

小鳥さんも カバさんも

おやおやここでも カエルさんが

のっしのっしと 歩いている。

お花畑ステージの ♪ぶんぶく茶釜 は

屑屋さんのお宅の場面。

貧乏な屑屋さんの 生計を立てようと

茶釜のたぬきが 綱渡りの芸を披露することに。

芝居小屋は 大入り満員。

たぬきの曲芸は 絶賛を博す。

もっとやろう!もっとやろう!

♪エンドレスぶんぶく の始まりだ。

役を交代しながら

いついつまでも 続く。

おもしろい おもしろい!

もっともっと おもしろくしようと

みんなの心は ひとつになっている。

誕生会の良さ。

それは ひとつになることの良さなのかもしれない。

お母様と保育者たちが

心をひとつにして

子どもたちのために

心と身体を動かす。

大人としてでなく

子どもになって!

高階幼稚園の誕生会は

昔は 保育者たちだけで

ステージを作っていた。

だんだん 子どもが少なくなり

保育者も減って

劇では 二役、三役で大忙し。

それで「手伝ってあげる」と

お母様が出てくださるようになった。

我が子があんまり喜ぶので

参加者がだんだん増えて…で

今になったのだ。

お母様がたと一緒になって

子どもたちの心と身体を育て

創造性を培っていくことができる 幸せ。

歌やリズム遊びは

お家でもできる。

幼稚園を味わうだけでなく

母は子を 子は母を 味わえるのだ。

なんと嬉しい なんと心豊かなことだろうーーー。