リズミカルな日常

曇り空の日曜日。

お庭には 紅白の玉が。

先週よりちょっと進化した玉入れ。

大きい人たちのために

カゴを少し高くして ちょっと難しくする。

白玉が最後になったので 赤組の勝ちだ。

もう一回やろう!

ぼくはやっぱり遠投。

この前 うまく入ったので

あの感動を 味わいたい。

玉入れのまわりでは 鬼ごっこが始まっている。

こおり鬼だ。

タッチ!

日常の遊びの中にひとつ 運動会が増えて

指折り数える日々なのだけれど

運動会をしなくたって

いつだって 運動会のような毎日なのだ。

「♪海の遊び やろうやろう!」

「こうすると 波らしいよね」

「動きを合わせるのって 難かしいねー!」

波が来ないうちに 貝拾い。

ボートこぎ。

おもしろい おもしろい!

海で泳ぐの 気持ちいい!

♪元気にかけろ も おもしろい!

曲に合わせて 走る。

走る走る。

エンドレスに走る!

“かけっこ”もしたい。

小さい森のいちごさんが

「かけっこって何だろう?」と言っていたけれど

今やっているのが かけっこだ 。

ヨーイ ドン!と 先生の所まで走って行き

また走って戻って来て

また ヨーイ ドン!で

エンドレスに楽しい かけっこ。

速くたって そうでもなくたって

人間も動物だもの 走りたい。

どこまでも どこまでも 走れたら

どんなにおもしろいだろう!

森のお部屋で

「小さい子は あっちのブロックだよ」とお兄さん。

お家の妹さんとの 日常がわかる。

「○ちゃんは3歳、○ちゃんは5歳?○ちゃんは4歳になったものね」

「♪3さい4さい5さ~い」と歌ってみる。

すると自分たちも「♪3さい4さい5さ~い」と歌い始め

「♪4さい4さい4さ~い」などと歌いながら

仲良くリズミカルに ブロックをつなげていく。

子どもの心は柔らかい。

ずっと続いている 砂場のトンネル作り。

もぐって向こうまで行けそうだ。

「だめだ!途中でつっかえちゃう」

どれどれと  穴に入ってみたら

おお!出た出た!

すごいすごい!やったやった!と みんな大喜び。

あんまり嬉しいので

次から次へと

トンネルの冒険が始まる。

どんぐりから出てくるどんぐり虫に 似ているねと

「♪○ちゃん虫にょ~ろにょろ」と 歌も始まる。

「もっと深く掘ったら もっと楽に通れるよ」

おお!大きい人も通れた!

「暗いからこわい」まだ小さいものね。

ぼくは小さくないからと

再挑戦の子ども。

♪○ちゃん虫にょ~ろにょろ が

何度も歌われることになる。

♪○ちゃん虫にょ~ろにょろ

♪○ちゃん虫にょ~ろにょろお部屋の遊びの充実。

新幹線に乗ると

うえのどうぶつえんや ちゅらうみすいぞくかんに 行ける。

すみっこふとうにも行けるし

お船にも乗れる。

遊べば遊ぶほど

遊びに必要なものを思いつき

もっともっと 作りたくなる。

早く運動会が来てほしい子ども。

いつもの幼稚園に 運動会がやってくるのだ。

どんなに楽しみなことだろうーーー!