山の組の誇り

春の日差し 冬の風。

厳しくも暖かい

山の組審査員の裁量もあり

音楽劇の表現がアップした 劇団員たち。

それぞれが 自らの進化を目指し

熱心に取り組んでいる 積み木のお部屋。

山の部屋には

先延ばしになった豆まきに向け、用心深い子どもと

劇に出たいお姉さんの代役、車作りの子どものみ。

音楽劇“七匹の仔やぎ”が始まる。

お母さんの話を聞く 子どもたち。

監督兼審査員が 見守っている。

オオカミは二人 いや二匹だ。

この二匹

 きっと オオカミの世界の出世頭だ。

頭も身体も 本当によく動くんだもの。

騙された仔やぎたちは

次々に

オオカミに食べられてしまうのだ。

一番下の仔やぎだけが

時計の中に隠れ 事無きを得る。

お腹いっぱいの オオカミ。

帰ってきたお母さんやぎが どんなに驚いたことか。

「オオカミを探しに行きましょう!]

お母さんより小さくないとおかしい と

気づいたか 末っ子やぎ。

動物たちが手伝ってくれ

見つかったオオカミ。

お腹を切ったら

仔やぎたちが 飛び出してきた。

「お腹に石を詰めるのよ!」

目を覚ましたオオカミたち。

のどがかわいて お水を飲みに。

お腹の石が重くて

ドブーン!

謝るオオカミたち。

「もう悪いことをしないなら ゆるしてあげる」

みんなが仲良くなって

めでたしめでたし。

審査員の評価はいかに。

おお!みんな素晴らしかったようだ。

みんな ハナマル以上

1億1兆点なのだそうだ。

感激の劇団員たち。

お話の世界を生きる 子どもたちの

これは 本気の遊びなのだ。

「遊んでるんじゃないんだよ」と子どもたちは言うのだけれど。

おお!無限大点までつけてくれた!

同じ目的に向かって 一生けんめいな山さんたちの

これは 誇りなのだなあーーー!