幼稚園はどういう所か ~その2~ 2019 7/10 2019年7月10日 ドイツの教育家で 幼児教育の父といわれるフレーベルが 世界最初の幼稚園を創設したのは 1840年。 「幼稚園」は「おさなごのその」と読む。 日本で最初の幼稚園が作られた当時は 幼児のことを「幼稚」と言っていたのだ。 幼稚園とは本来「幼児たちの園」であり フレーベルが感動を込めて命名した教育施設 「キンダーガルテン」の直訳。 特に「園」という字を使っているところに 幼稚園の幼稚園らしさがある。 「園」、いいかえれば「花園」というところは 種をまいてそれがだんだんに 成長していく庭だ。 種は荒れ地や砂地に落ちても どうにか伸びていけないことも ないかもしれない。 けれど 種が持つその力の限りを出すことは難しい。 柔らかに耕された地にまかれた種は 安心して種本来の力で伸び始める。 園丁の限りない心づくしにより 子ども自身の持っている力で 最も幸せに 最もよく伸びていける場所が この「幼児たちの園」なのだ。 温室で早く咲かせたり 植木職人のように枝を仕立てたりせず しっかりと根を張らせ のびのびとした自然の発達をとげさせる。 子どもの心(=頭)も身体も 存分に伸ばすことに全力をつくし 一人ひとりの人生の基本をつくるところ それが幼稚園なのだ ーーー。 保育ドキュメンテーション 保育 こちらもどうぞ 幼稚園の幼児教育 子どもの世界の充実 幼稚園の仕事人たち|高階幼稚園@埼玉県川越市 母の味 幼稚園の味 自然幼稚園の子どもたち 意欲を形に うっかりの意味 子どもは“日常”で育つ