幼稚園の幼児教育




曇り空の幼稚園。


降り出す前に


遊んでおこうと


朝のお庭へ出かける子供たち。



魚釣りの準備は



海さんたち。


流れる水は



春の小川だ。


小川のほとりにはフキノトウの群生。



泳ぐ魚を捕らえるのは


けっこう難しい。


あ、釣れた!


嬉しい子供。



また 釣れた!


やった!ぼくも!



次々に釣れる中


いつまでもあたりが来ない子供。


心中さぞかし と思ったら 落ち着いて釣りを楽しんでいる。


こんなに成長していたのだなあ。


あ、釣れた!



釣れるまでやれば釣れるのだ。



花ござの小道は


お部屋と太公望たちの


架け橋だ。




池さんたちの意欲も満ちる。


幼稚園のテラスは



お部屋とお庭の架け橋。



♪お江戸日本橋が響く


川の組。


なんて堂々とした所作だろう。


どちらかというと 小柄な川さんたちの


ダイナミックな踊りに驚く。




絵具熱も


ますます盛り上がって


作家たちのアトリエのようだ。


恐竜のごっこも



ずっと続く遊びのひとつ。



グループそれぞれの遊びが 渾然一体となって


イメージを広げ合いながら 展開されている。


川の組も もうすぐ大きい組になるのだ。



いつの間にか 知らずしらずに


一人ひとり育ってきた。


一人ひとりの力は



集まった時にも


発揮される。


一人ひとりは 集団の成長のため


集団は 一人ひとりの成長のために


存在するのだ。


お互い同士が教育環境なのだもの。



にぎやかなテラス。


海の組観劇会の


オープニングセレモニーだ。


成長の喜びに輝く海さんたち。


見つめる川さんたち。


何気ないようないつもの生活の中に 教育がある。


子供たちの遊びの生活の中に


幼児の教育があるのだ ーーー。