お花先生てんてこまいのため、
お話は
5日、月曜日の午後、
落ち葉ようちえんから始まる。
散り敷かれた落ち葉の世界。
木立の影と子どもたちの影。
落ち葉の上で
おもちゃ屋さん。
落ち葉を踏んで
鬼遊び。
川と海の
競い合い。
バッティング練習も。
あっ!
ホームラン!
そして 翌日は6日 火曜日。
落ち葉の小径を歩いていたら、
突然の 木の葉時雨。
空の高みから舞い落ちる
大勢の葉っぱたち。
驚きと感動。
降り注ぐ落ち葉の音も
身体中で味わう。
落ち葉との鬼ごっこも。
「つかまえた!」。
特別嬉しい子ども。
川の組では
大好きな♪ブレーメン♪の
母子共演が実現。
お母さまも
子どもになっていっしょうけんめい。
私たち大人の先生は
子どもたちなのだもの。
お母さまたちの手拍子に
心躍る、
ブレーメンへの旅。
ちょうちょさんの
柔らかな表現。
ぴょんぴょんぴょん。
うさぎさんの軽やかさ。
嬉しい子ども。
大きなリスさんも、
子どもになって こんなにかわいい。
嬉しい子ども。
楽しそうなお母さまたち。
あ、
おまわりさんも。
あ、池さんたちも。
木がたくさん!
本当の森みたい。
今夜はここに泊まることにした 4匹。
踊りだす木たち。
夜は魔法の世界だもの。
「コケコッコ―!」。
さぁ 朝だ。
元気復活!
また歩き始める4匹。
どろぼうたちの準備。
登場する
どろぼうたち。
ごちそうを食べる
どろぼうたち。
「ヒヒーン!
ワンワン!
ニャーオ!
コケコッコ―!」
「おばけだ! おばけだ!」
どろぼうたちの大慌て。
おなかがすいた4匹の食欲。
戻ってきた どろぼうたち。
まずロバが
蹴とばしてやっつける。
次のどろぼうたちには
犬が噛みつく。
ついでにワンワンワン!と脅かす。
またやってきたどろぼう。
おねこさんのひっかき技が
炸裂。
大勢のどろぼうたちには
にわとりさんの
つっつき攻撃!
めでたしめでたしの
フィナーレ。
「お母さんも踊るんだよ」。
ああ、そうだった。
感動して
つい忘れてた!
牛若丸と弁慶も
じょうずでしょ!
ヒーロー戦隊も
こんなにかっこいい。
武器を持っても
神経が使えているから、
相手に当たらず
すばらしい。
よく動く
頭と身体。
鳴りやまない
拍手。
そして今日は7日の水曜日。
寒い朝。
銀杏の葉っぱたちは
みんな土に還っていった。
昨日の木枯らしに
吹き飛ばされた
落ち葉たち。
ニット帽が暖かい。
寒くても
電車が走る。
乗り降りする
お客さま。
落ち葉だけれど
石炭なのね。
トーマスだって
石炭積んでいるものね。
暖かい池のお部屋では
アイスクリーム屋さんが
繁盛している。
こんなにたくさん作ったのだ。
川さんたちも暖かい。
車に乗っておでかけチーム。
「野球場まで行きますよー!」。
こちらは
釣り堀の続きなの。
「さぁ、
野球だ!」。
本当に野球場に来たのだ。
みんな、
相当かっこいい。
川さんたちが
相手になりそうなので、
海さんたちも仲間に入る。
海のお部屋の
作りもの。
身体も手先も頭も
よく動くようになって、
本物らしいのが
作れるようになった。
子ども自ら
どんなに満足だろう。
2階では
小さいリズムようちえん。
もう おなじみになった
♪びっくり箱♪。
♪赤いとりことり♪も
赤い実のなる この季節には
歌いたい。
踊りたい。
♪よこづなどひょう♪も
おもしろい。
寒い季節にぴったりだ。
みんな本気で戦っている。
子どもたちも
このとおり。
引き分け。
子どもの勝ち。
いい勝負。
見守る子ども。
お母さまの勝ち。
喜ぶ子ども。
サンタクロースさんが
鈴やカスタをくださったので、
嬉しそうな子どもたち。
心と身体を動かして、
嬉しい
楽しい、
小さいリズムようちえん。
厨房から いい香り。
そう。
今日はカレーようちえん。
楽しそうな
お料理サークルのお母さまたち。
「いただきまぁす!」。
静まりかえる
池の組。
おいしいと無言になるものね。
おいしくて、
おいしくて
おいしくて、
夢中な子どもたち。
川の組も
「いただきます」。
いっぱい遊んで
いっぱい
おなかがすいて、
いい匂いのカレーを
ふぅふぅ言いながら食べる
幸せ。
海さんたちは?
あら、
まだ♪ブレーメン♪やってる。
おもしろそうだなぁ!
でも、
もうカレーができましたよぉ。
「いただきます」の後の
静けさ。
「おいしいねぇ」
「幼稚園のカレーって
おいしいよねぇ」
「うちのカレーよりずっとおいしい」
「お母さんのカレーもおいしいよ。
おんなじくらい」
幼稚園カレーのレシピで
作っているのかな。
海さんたちの
食欲の
すばらしさ。
おかわり何回したのだろう。
子どもたちのために
こんなにおいしいカレーを作ってくださる
お母さまたちの、
その心意気も味わえる、
嬉しいカレーようちえん。
寒くたって、
おなかも心も温かい―――!