雨の日の幼稚園

金曜日の雨は

幼稚園のお庭に 海を作った。

ジャンジャン降る雨音に負けない

お祭りの鳴り物は 山さんたち。

♪お江戸日本橋 も 始まった。

大好きな踊りだ。

今一年生の子どもたちが

在園中に 一緒に踊った。

今二年生の子どもたちとも

夢中で踊ったのだっけ。

日本の踊りの所作は

幼児にとってみたら とても新鮮で

魅力的なのだ きっと。

ぞうりができあがった。

鼻緒は モールかやっぱりリボンかと 迷ったらしい。

雨が止んだら きっとニョキニョキ生えるよね と

楽しみな キノコ博士たち。

お庭へ行けない森さんたちも

お部屋で仲良く遊んでえらい。

こんなに暗い 雨の日なのに

泣いたり怒ったりしている人は いないもの。

森さんのお歳の肝腎は

機嫌よく過ごす ということ。

びっくりしたり がっかりしたりしても

すぐに機嫌を直し

また 遊ぶ気持ちが満ちてくる。

そういう心持を 培うこと。

人生の基本となる 感情の使い方を

学ぶお歳の子どもたちと

私たちは共に生きているのだーーー。