待ってた カレー幼稚園

今日は 待ってた木曜日。

カレー幼稚園だ。

一生けんめい遊んで

いっぱいカレーを食べるのだ。


まずは 小学校ごっこだ。

研究所小学校では


お気に入りの 絵画製作が


楽しく今日も 続いている。


体育の授業も


並行して 行われている。

動物のオリンピックでは

積み木や巧技台やうんていが

舞台になっている。

絵画製作も 体育も

どちらも なんておもしろそうなのだろう。


厨房では

カレー屋さんたちが 一生けんめい。

子どもたちの一生けんめいと

共鳴している。


体育の授業ごっこでは

かいせんドンをやろうということに。


紅白帽でチームを分ければ

小さい人にもわかりやすい。

ジャンケンできるようになったばかりの

小さい人たちも 仲間入り。

保育者が一心同体になって


一緒に動くから

いつの間にか


ジャンケン遊びが楽しくなる。


先生役のお兄さんたちも

幼稚園の“小学生”たちのために


一生けんめい 心身を使ってくれ


嬉しい!

一生けんめい遊んでいるうちに

おいしい匂いが漂いはじめ

カレー屋さんたちの

気合入りカレーが できあがる。


香ばしいカレーの匂いが満ちる

森の組。


「いただきます」。


おいしいカレーを 一生けんめい


お口に運ぶ 小さい人たち。

おいしいから


何も言わず何も話さず

ただ 食べるのに一生けんめい。


無心でほおばる


子どもたちのこの姿が

カレー屋さんたちのごちそうだ。


山さんたちにも カレー屋さんが。

「いただきます!」

お母さんのお弁当で

心と身体を満たしている


子どもたちの嬉しい日常に

11月から加わる

月1回の 非日常の味。


「サイコー!」「サイコー!」の 声が上がる。


カレーの味も 母たちの


お料理サークルが 伝えてきたのだ.


       母たちのあの

「おいしくなあれ おいしくなあれ」の

魔法がかかった味だもの。

おいしくてたまらない。


年長さんたちのカレー幼稚園は

あと1回を 残すのみ。


そんなことを知ってか知らずか


「おかわり多めで!」お願いする

山の組の子どもたち。


ああ そうそう。

卒園しても時々幼稚園に帰ってくれば


おいしい味が待っているのだ。

そう教えてくれた お兄さんたち ありがとう。

カレー屋さんたち ありがとう!

ありがとう ありがとうーーー!