子どもが主人公の保育

夏の熱気が戻ってきたような10月。

はだしの子ども。

「やおこう」でお財布を広げる子ども。

「カードでいいですか」

「はい いいですよ」

レストランの厨房は 平熱が鉄則。

「やおこう」で買ってきた食材が

おいしいお料理に。

さっきキャッシュレスで買ったスカートで

お出かけか。

やおこーの宅配便は

大好きなトウモロコシ。

ツリーハウスの楽しい生活。

「だれかーおそうじ手伝ってー」

届かないらしい。

「あっ 届いた届いた!」

「あー もうちょっとだ!」

落ち葉のお風呂は いい気持ち。

まるで温泉だ。

温泉列車が走り出す。

けっこう重い!

助っ人がやって来る。

助っ人が またやって来る。

助っ人達 頑張る。

♪せーんろはつづくーよー どーこまでもー

おお、助っ人交代!

列車は“やおこう駅”へ。

「ぼく スイカ買おう」

賑わいを増す「やおこう」。

新鮮なダイコンや

トウモロコシが 入荷したのだ。

お買い物は楽しい!

こんなに買っちゃった。

食べたら 返しに行くのだ。

きちんと分類して えらいこと。

「ごちそうさま」

幼稚園のそこかしこで

熱心な遊びが 繰り広げられている。

これらは“遊び”という名で呼ばれているし

子どもたち自身も

自分達は もっとおもしろくするために

一生けんめい考えて遊んでいると思っている。

教育されているなどと 思っている子どもはいない。

子どもさながらの 遊びの生活を壊さず

その中に 教育を入れていく生活が

知らずしらず いつの間にか

子どもたちの能力を 伸ばしていく。

子どもが主人公の幼児教育が 幼稚園の原則。

明治から始まった幼稚園。

大人の都合の一斉教育が現れて

そうでない保育だからと「自由保育」などと名付けられて久しいが

そんな名称の幼児教育はない。

子どもが主人公のこの保育が 当たり前だからだ。

先生主導の一斉保育では

真の生きる力は育たないーーー!