「遊び」の幼稚園

北風さんの超過勤務。

もう3日目なのに

今日も張り切って吹いている。

ネズミの嫁入りの劇で 一番人気だからか。

吹く風は 冷たいけれど

ママと一緒が 暖かい。

幼稚園の朝は 嬉しい。

風と一緒に走りたくなる。

お友達に抱きつきたくなる。


研究所小学校では

動物の研究もしているのか。

動物のオリンピックで使う

ラッパを作っている。


おやおや 森さんたちも動物になっている。

ぼくは おネコさんを作っている。


積み木のお部屋の 研究所小学校では

いろいろな楽器が 作られているのだけれど

劇ごっこの役が足りないからと

助っ人を頼まれる。

早く作っちゃおうと お友達がお手伝い。


♪ネズミの嫁入りをやりたいお友達のために


助っ人たちが集まる。

ここも 小学校。

今日は クマ先生の理科か。

お人形たちのお世話に忙しい母。

イカの絵を描きながらも

劇ごっこに 手拍子を打つ生徒。



昔話はおもしろい。

お隣の 研究所小学校の生徒たちも


お手伝いは楽しいらしい。

よく考えて表現しているなあ。


みんな仲良しなのだなあ。


小学生たちのお勉強が始まる。

最近 熱中が始まった

幼稚園から届いた絵はがきの真似っこだ。

本当の小学生のお兄さんが


電車「ようちえんせん」を描いて

届けてくれた頃から 始まったのだ。

お花先生の絵は

ちょっと頑張れば描けるくらいに

シンプルだから

子どもたちにちょうどいいのだ。きっと。


テラスには 西武線


鉄道員たちのお仕事も

忙しそうだ。

乗客が次々にやってくる。


山のお部屋のジオラマは

紙で作られ始めた。

木を作るお友達と

手伝うお友達。


森の組の動物たちは

ステージに上がって 踊ったり


歌ったりして おもしろい。

このステージが

だんだん変化して

ここは病院。

入院している患者さんに

お食事を与える お医者さん。

看病する 看護師さん。


評判がいいらしく


患者さんが次々にやってくる。

看護師さんも次々にやってくる。


子どもの生活は遊びだ。

精一杯の力で遊ぶと

さっきまで10だった力が 11になる。

遊ぶ前と 遊んだ後とで

違った人になるほど 一生けんめい遊ぶのだ。

子どもにとって

遊ぶことは生きることなのだからーーー。