響きあう仲間たち

今日は嬉しい 小春日和。


落ち葉を焚いて

おいしい焼き芋を食べるのだ。

大きい人たちが 張り切っているので

小さい人たちも お仕事お仕事。

お母様方も 嬉しいお手伝い。


去年のお芋の味を 覚えていて

一生けんめいな子どもたちと

なんだかわからないけれど


楽しい子どもたち。


大人がいちいち説明しなくても

お友達同士 響きあうのだ。


玄関ホールでも

“子ども心”が 響きあっている。

お芋を洗ったら


ホイルに包んで

焚火に投入。


うちわであおぐと 火が大きくなる。

煙が立ち上る。

高い梢で 子どもたちを見下ろしていた

春や夏のころの 葉っぱたちの思い出が


煙になって 空を行く。


ここでも 落ち葉焚きだ。



クリスマス飾りが すてきになった頃


お芋さんが おいしく焼けた。

自分で焼いた実感が


ある人もない人も


焼き芋はおいしい!

落ち葉で焼いたお芋の


おいしいこと!

おいしいこと!



お芋掘りの武藤農園さんが

卒園生のお宅なのだもの。

食べやすい大きさのお芋を


毎年 どっさりいただける 嬉しさ。

ありがとう ありがとう!


ありがとう ありがとう!


お庭のツリーも 賑やかになった頃

お二階ホールで 小さい人形劇が 始まった。


お人形たちは

遠くのお山から やってくる。

子どもたちの 心の友だ。

“手は心”というけれど

人形劇サークルのお母様がたの手の

暖かさや穏やかさが

人形たちを通して 伝わってくる。


豊かで 味わい深い

こんな人形たちと 響き合える

子どもたちの幸せを 思う。

ありがとう ありがとう!

ありがとう 卒園生のお母様たち。


子どもたちのために ありがとう!

この小さい幼稚園は

小さいけれど

大勢のお母様たちの心と 響き合っているのだ。

なんとありがたいことだろうーーー!