動物園がやってきた

今日は嬉しい月曜日。


高階幼稚園に 動物たちがやってきた。


幼稚園が動物園に 変身したのだ。


興味津々の 子どもたち。


TIJOPZOOの飼育員さんたちは 簡潔丁寧に

動物たちへの心配りを 教えてくださる。

人間の幼児たちへの 心配りも

誰かをモデルに やってみたいと思う。



動物さんたちとの 初めての出会い。

初めては嬉しいけれど


何だか少し 恥ずかしい。

子どもと動物のやり取りを


飼育員さんたちが 導いてくれ


嬉しい子どもたち。


動物は 「おはよう」も「あそぼう」も言わない。


それは 幼児どうしの “初めての日”と おんなじだから

神経を使いながらも


心の矢印の進みは速い。

触ることができたら もうお友達だ。


動物さんたちにとって

子どもたちに触られるのは


ストレスだろうけれど

子どもたちは 動物たちが


かわいくてたまらない。


昔 高階幼稚園にも

動物たちが たくさんいた。


大きなケージの中に

水の流れや 島が作ってあり

カメやウズラや小鳥が 生活していた。


ジュウシマツやベニスズメやセキセイインコ

キンパラ ギンパラ キンカチョウ。

うさぎ小屋もあった。


一生けんめいお世話していたら

生まれたウサギが39羽。


小鳥たちは まるでジャングルのように鳴き交わし

ご近所の安眠を脅かす。

これでは まるで動物園!

それで 欲しいと言ってくださる里親さんに

お願いすることとなった というわけ。


うんと昔


お花先生が幼稚園児だった頃には

気の荒いアヒルがいて

おしりをつつかれ 怖かった。


動物たちとの思い出は 語りつくせない。

いろいろ考えた末

幼稚園の飼育は お池の金魚だけになった。


エサをやると 隠れもせず

大きな口で食べてくれるもの。


当時 お茶大の学長先生だった 太田次郎先生が

ご講演にいらした時 こうおっしゃった。

この環境を「素晴らしい」と。

「飼育動物がいなくてよい」と。


幼稚園で飼育している 動物たちの多くは

夜行性なのだから


子どもによって 多くのストレスを受けている。

何が動物愛護か。

小鳥たちや虫たち


たくさんの生き物たちが やって来て去る。

そしてまた やって来る。


こういう自然環境が 幼児教育にふさわしい と。


大事にしている動物たちを

こんなにゆっくり たっぷっりと


子どもたちに触らせてくださり ありがたいと

移動動物園の方々に申し上げたところ

この子たちも仕事ですから とおっしゃった。


一心同体なのだなあ。


人間も動物。


地球の仲間として 仲良くやっていくには

相手を知ることだ。


知りたいという気持ちが生まれる機会に

なったらいいと思う。


ヘビについては


嫌いがあたりまえ と思っていたけれど

コーンスネークちゃんのかわいいお目々に

勇気をもらい


大人も子どもも

初めての体験ができた。

嬉しい嬉しい 子どもたち。

ヤギの ウメちゃんモモちゃんだって

ほら こんなに嬉しそうだーーー!