珍しい幼稚園

お二階ホールで

「先輩ママに聞く!」会がある火曜日。


いつもと変わらない 子どもたちの朝。

小さい人たちに 年中さんが 一人入ってくれ


大好きな ♪オリンピックマーチ。

いつの間にか 知らずしらず

小さい人たちの身体が

こんなに リズミカルに動くようになっている。

この ギリギリの身体感覚のスバラシさ!

 
幼稚園の そこここで

一生けんめいな遊びが

繰り広げられている。


保育者たちは

遊びのイメージを 引き出したり 広げたり

子どもたちと一心同体のようになって

頭のてっぺんから つま先まで 使っている。


“幼稚園の先生”に なったからには

子どもたちの持って生まれた力を


精一杯引き出し 広げたい。



力いっぱい遊んで おなかペコペコ。

お母さんの いつもの味を


心と身体に詰め込んで

また元気復活 の子どもたち。

お母さんの味は

子どもたちの意欲の源だ。


一生けんめいな午後が 始まった。

それぞれの 一生けんめいな遊びが。

午前中 先生に甘えていた子どもたちも

お母さんのお弁当の後は

もう甘えたりしない。


午前中の 保育者たちの献身と

お母さんの お弁当の力が

一人ひとりの心身に 漲っている。

誰が作ったかわからない給食を食べても


きっと こうはならないだろう。

高階幼稚園の 落ち着いた


この 一生けんめいな雰囲気は

保育者たちとお母様たちが


一緒になって 作り出しているのだ。

こんな世の中にあって

なんと珍しく


なんとありがたいことだろうーーー。