若葉寒の幼稚園に
親切心が燃えている。
力自慢のお友達が
お手伝いのあと押しだ。
うれしいお友達。
そう、嬉しかったのだけれど
あまりの推進力に
運転手さんの足が追いつかない。
だって 運転手さん まだペダル焦げないのだ。
足をペダルに乗せてみても
やっぱり歩くほうが充実感があるらしい。
この二人 大好き同士なんだけれど。
好意に甘えていられない運転手さんと
好意に甘えてほしいあと押しさんのために
よしこ先生が 手を貸している。
ごきげんな あと押しさん
方向転換を手伝う。
あと押しのお仕事に燃えているらしいが
自分で漕げるからいい と言われてしまう。
人生は山あり谷ありだ。
あと押しさんの楽天を 身につけたい大人は
きっと大勢いるーーー。
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