「楽しい」という体験が


イチョウの落ち葉が眩しい


金曜の朝。

お花畑ステージは


今日も オリンピックだ。


大きい人たちと同じつもりになって

自由に手足が動かせて


嬉しい小さい 森さんたち。

幼稚園は楽しい。

幼稚園はおもしろい。

幼稚園には 大好きなお友達がいる。


大好きな人たちと 思う存分遊ぶ。

「その人といると楽しい!」という人がいる ということは


「その人に同一化する」ということだ。

そういう人がたくさんいれば

大きくなった時にはもう

自己同一性=アイデンティティの確立ができている。


自我の土台がしっかりと打ち立てられている。


けれど

小さい頃から大人になるまで

そういう人と一緒にいることができないと


自我の土台が もろく弱くなる。

「楽しい」という体験こそが

人生の土台なのだ。

小さい頃から 楽しい体験があるのとないのとでは

日常生活の感覚が違う。


小さな幼児が 安心安定して


お友達の良さを味わうためには

まず お母様ご自身を味わわせることだ。

手をかけ心をかけ


我が子と共感共鳴しながら

楽しく生活することだ。


その基本があって

幼稚園のお友達との 共感共鳴がある。



もしかすると お母様方にも

小さい頃から


「その人といると楽しい!という人がいる」ことが

なかった方もあるかもしれない。



ご自身のお母様に認められたくて

期待に応えることばかりなさり

基本的不安を抱えた方が

あるかもしれない。

人生の土台が不安定な方も


あるかもしれない。


でもね

我が子と共感共鳴しながら

自分の子供時代を やり直せばいい。


子供時代の心持ちは

きっと覚えておいでだろうから

小さい頃にできなかったことを

我が子と一緒に楽しめたらいい。

我が子と一心同体のようになって


育てる者の日常を 生きられたらいい。

そう願う 冬日和の幼稚園ーーー。