創造性を 生きる力を

幼稚園の2月。

観劇のご招待ごっこに 満足した 山さんたちが

ヘビショーと おいしいもの屋さんに

お母様をご招待。

日差しが暖かいお庭で

おいしいお団子やケーキ

ジュースやスープを ごちそうする。

お母様たちは

おいしいおいしいと 食べてくださるだけでなく

「いい香りね」とか

「とてもなめらか」とか

「しこしことした歯ごたえがいい」など

ちょうどいいことを 言ってくださる。

嬉しい子どもたちは

とっておきのサービスを 考える。

「まるで お正月の神社みたいな賑やかさ」と お母様。

まだ お正月の名残がある。

小さい人たちだって ごちそうになりたい。

たくさんのごちそうに

目移りしながらも

次々に売れていく おいしいものたち。

「いただきまあす!」

さあ!いよいよへびくんたちの 出番だ。

とざいとうざあい

ヘビの綱渡りの はじまりはじまり!

山さんたちは

自分たちが作った ヘビに  乗り移って                                                                                                                      自分たちも 綱渡りなの。

ヘビは 神の使いだから

霊験あらたか。

やっぱり お正月のようだ。

母親たちの大喝采に 感謝のヘビたち。

大人の季節は あっという間。

〔逃げる〕と称される2月が 来てしまった。

子どもたちの遊びの生活に

そろそろ鬼も 登場する。

鬼とヘビは どちらが強いのだろう。

子どもの世界

ごっこ遊びの世界が 続く限り

創造性を育てることができる。

生きる力を 伸ばすことができる。

残された2月・3月を

子どもたちと共に 思いきり生きるのだーー!