自由な遊びを中心とする園生活

雨さん お仕事お休みの

水曜の朝。

山の組は 昨日から

お母さん先生が 仲間入り。

幼稚園で

子どもたちの遊びの生活を 学べるのだ。

おうちの生活に きっとプラスになるに違いない。

高階幼稚園の生活は

自由な遊びを中心とする。

外側からちょっと見ると

ただただ 遊んでいるように見えるけれど

よーく見ると

勝手気ままに遊んでいるのではない ことがわかる。

子どもさながらの遊びの生活を こわさず

その中に 教育を入れているのだ。

幼稚園の環境や

お友達の遊びに 心が動く。

心が動くと 身体が動くのが 子ども。

子どもたちは もっともっとおもしろく遊ぼうと

考えたり 工夫したりしながら

心も頭も身体も 精一杯使って

「こうしよう」と思ったことを

実現させるのだ。

保育するものたちは

遊びのイメージを引き出したり

広げたりするために

子どもたちと一心同体のようになって

心と頭と身体を精一杯動かす。

伸びようとする子どもたちと共にいると

力の出し惜しみなど とてもできない。

頭のてっぺんからつま先まで 神経を使って

子どもたちに尽くすのだ。

今日一日の 充実に向かって。

“遊び”というと

大人の世界では

仕事や勉強の合間にすること。

一斉保育の幼稚園も そうだ。

そしてそれは

「軽い」「休憩」などの 意味合いを持つ。

一斉保育の幼稚園では

ふざけ遊びの時間となる。

幼児の世界に

そんな区切りをつけてはならない。

幼児にとって 遊ぶことは生きることだ。

幼児たちは

大人が探求したり 研究したりするのと同じように

遊びの世界に 生きている。

保育者たちは言う。

「いいこと考えて一生けんめい遊ぶのよ」

よく遊んでいる子どもには

「いいこと考えたわね」

「一生けんめい遊んでえらいわね」

仲よく遊んでいる子どもには

「仲よく遊んでえらいわね」

口先だけでなく 心から。

口先だけの 言葉上手な大人が多いけれど

心からの言葉でなければ

子どもの心は 動かないし

意欲や意志にも結びつかないだろうーーー。