幼稚園の幼児教育

さっきまで降っていた雨で

昨日の焚火の匂いは 消されてしまったけれど

おいしかった焼き芋の満足が

子どもたちの意欲となって

幼稚園を満たしている。

山の組のショーで 活躍した

働く車たちの 工事現場。

雪を運ぶ仕事もあるらしい。

自分で作った車は 心がこもっているから

思うように働いてくれるのだ。

“ふしぎなたねやさん”に続き

昨日開店した

“たのしいはっぱやさん”が

働く車たちの資材を 販売している。

工事現場らしい感じを出すために

雪まで 売っているのだ。

幼児は

イメージの世界で遊びながら

考えたり工夫したりする。

そして もっとおもしろく遊ぶために

お友達と一緒になって

もっと考え もっと工夫する。

心も頭も身体も 精一杯使って。

保育者たちは 後になり先になりしながら

子どもたちを援助するのだ。

達成に向かって。子どもたちは ただただおもしろく

一生けんめい遊んでいると 思っているのだが

保育者たちの心の中には

一人ひとりに対する 指導計画がある。

遊びの生活そのものを 教育しているのだ。

子どもたちは

知らずしらず いつの間にか

伸びて伸びて 伸びていく。

けれど 毎日保育者たちが

子どもたちのために

どんなに研究をし

努力を積み重ねているか

子どもたちは知らない。

ずっと 知らなくていいのだ。

けれど

幼児教育について

世の中の大人たちは 知らなすぎる。

自分だって 昔は子どもだったのに。

小さかった自分の続きが 現在の自分なのに。

もっと 知ってほしい。

人間について 深く考えてほしいーーー。