幼児教育の評価

雨の金曜日。

山さんたちは

積み木のお部屋で 忙しい。

アクション俳優と 忍者。

役者が揃って 技の伝授だ。

カッコよさはもちろん

着地の時のバランスや

身体の使い方の工夫が

評価の対象になる。

手裏剣の投げ方だって

もちろん正確な方が

高評価につながる。

みんな 一生けんめいだ。

誰だって 一人前の忍者や

アクション俳優になりたいもの。

森さんも お部屋で仲良く遊んでいる。

お人形の病院に

先生が入院させられている。

注射を何本も打たれ

高性能の虫眼鏡で

お腹の中も 見てもらっている。

「カメムシがいっぱいいます」

「それは大変!お薬ください!」

いいことを考えて

一生けんめい遊ぶ 小さい人たち。

大きい人たちは

人数分のお料理か。

先生が入院しちゃったため

「自分で作る!」子ども。

見物人集まる。

「じょうずだね!」と高評価。

「これだよ!」

自信作ができあがる。

ああ よかった。先生 退院できたのだ。

あ、山さんも一人で!

森の組と山の組が シンクロしている!

幼児の世界の おもしろさーーー!