今日の自己実現 2016.01.19
♪おおゆきこゆき ゆきこんこ
おやねも おにわも
ゆきこんこ
すずめのおやども ゆきこんこ♪
お誕生会で歌ったら
本当に こんなになっちゃった。
雨も一緒に
凍っちゃったので、
お庭はカチンカチン！
まるで
自然のスケート場。
お母さまと一緒なら歩いていいわよ と
言ったけれど、
やっぱり
ハラハラ。
大人だって転ぶかもしれない。
でも、
子どもたちは
危ないことほどやってみたい。
けれど、
どこもかしこも
あんまりツルツル滑るので、
今日は お部屋ようちえんでガマン。
♪おおゆきこゆき ゆきこんこ♪
お部屋だって楽しい！
お友だちと一緒に
誕生会のいろいろを
やってみたい。
幼稚園のあちこちで、
それぞれのお気に入りが
始まった。
それぞれの持つ
身体のリズムが
響き合って、
もっともっと、
身体を動かしたくなる。
もっともっと
楽しくなって
もっともっと
踊りたくなる。
思いつく
いろいろを
次から次に
表現したくなる。
子どもたちを見ていると、
大人たちのダンスや劇を
どんなに真剣に観ていたか
わかる。
観ていただけでなく、
一緒に歌い、
踊っていたのだ とわかる。
誕生会だけでなく、
日常の中の
大人たちの
ふるまいから
きっと
いろいろを感じとっているのだろう。
ああ、
だから幼児は
大人の言うようには
育たないのだ。
何を言ったかでなく
何をしたか、なのだ。
子どもたちの
生き生きした表情。
表現する力。
自分自身への
信頼感。
他者と親しむ力―――。
子どもたちの育ちを
感じる時、
お母さま方と
手を取り合って歩く
この保育の行き方が
本当によかったのだ と
心から思える。
お弁当の後、
雪のお庭に出てきた海の組。
小さい人たちに
見つからないように
遊ぶのだ。
お庭の隅なら見つからないもの。
判断力のある大きい人たちだけなら
安全だし、
ヒミツの遊びは
楽しいものね。
そうとは知らず、
夢中で遊ぶ
小さい人たち。
お部屋の人たちも
お庭の人たちも楽しい
真冬の幼稚園―――。
