思いきり生きる 2018 10/04 2018年10月4日 秋澄む気配の幼稚園。 玉入れの音が響く。 かごをいっぱいにして嬉しい 小さい人たち。 ひとつ入るといつまでも嬉しい 玉入れ。 いいなあ 玉入れって! 花びらを集めて ごちそうを作りたい 子ども。 虫捕りに余念がない 子ども。 1人ひとりが自分を生きている。 お部屋からは ♪ブレーメンの音楽隊♪が。 お母様と保育者たちで演じた ステージでの音楽劇を 自分たちの遊びに 取り込んで、 充実感溢れる子どもたち。 池さんのお部屋は 物語の世界だ。 1人ひとりが 自分でない生きものになって 楽しくてたまらない。 心も身体も 思いきり動かしている。 表現するって なんておもしろいのだろう! 小さい人たちの心が こんなにやわらかくなってきて きょうこ先生は どんなに嬉しいだろう。 鬼決めの子ども。 競い合いたい 海さんたち。 描きたい 作りたい 川さんたち。 ♪ブレーメン♪やろう!と お友達。 作るのは後でいいから 先にブレーメンやろうと だんだん集まる お友達。 お庭の子どもたちも 今の自分より 成長したい。 もっともっと できるようになりたい。 お部屋の海さんたちも 難しいのに挑んでいる。 今の自分を 越えたいのだ。 川のお部屋も 物語の舞台に。 音楽劇は ごっこ遊びに似ている。 リズムやメロディーが イメージを引き出し、 いろいろな役に浸って 精神的に満足する。 1人ひとりが 思いきり表現して 楽しくて 楽しくてたまらない。 子どもは 楽しいから伸びるのだ。 こういう場面を外から見て、 行事のための 練習をしているのですね と 勘違いする大人の 多いこと。 幼稚園というところは そういう所だと思われていて 情けない。 自分たちで考えてやっている 遊びの生活を 何かにあてはめられて、 子どもたちだって プライドが傷つく。 子ども1人ひとりが 主人公なのに。 心と身体を自ら動かして 充実するから 子どもは伸びるのだ。 心は脳にあるのだもの。 大人に見せる 行事のための生活など している時間はないのだ。 限られた幼児期を 思いきり生きなくてはー! 保育ドキュメンテーション こちらもどうぞ 子どもの世界のおふろで 園の日常 家庭の日常 自由な保育~表現するということ~ 子供の特性を生かす 持って生まれた力を使って 2016.12.15 一生けんめいな空気が 自由な保育 — 小さい人たちの生活 — 日々のおかわり 2017.01.24