園の日常 家庭の日常

木曜日。

仲良しのダンゴムシさんと

ご挨拶する朝。

アリさんも見つけた。

今日も聞こえる♪ガソリンスタンド の歌。

お庭にいらしたママを見つけ

一緒に 洗車場へ。

ブーブー自動車は

かけっこすると おなかがすいたり

ほこりがついたりするので

ガソリンスタンドで ごはんをあげたり

シャワーで 流したりする。

ガソリンスタンドには トイレもある。

みんなおむつを卒業しているから

立派に使用でき えらい。

使用後は キチンとお水を流す。

今日の充実へ向かって

幼稚園のそこここで

それぞれの遊びが始まった。

小人の研究ごっこが 盛り上がる

山さんたちのグループ。

卒園した1年生たちが 残していった

大きのこのうえんを

小人の研究所として

活用することにしたらしい。

子どもたちは 遊ぶために必要な

いろいろなものを思いついて 作り

作ったものを 持ち寄って

イメージを広げながら

遊びの世界を 展開させる。

小人の研究所には

おいしいものの移動販売が やってくる。

研究所の生活のモデルは

ママと一緒の 家庭生活だ。

ママとの 楽しい日常生活の再現を

お友達と 共有しているのだ。

ツリーハウス近くの 石の下には

ダンゴムシ幼稚園がある。

ダンゴムシ幼稚園にも 聞こえてくる

わらべうた♪今年のぼたん。

♪今年のぼたんは よいぼたん

お耳をからげてすっぽんぽん

もひとつおまけに すっぽんぽん

山さんと森さんの一緒は おもしろい。

鬼になりたい 森さん2人。

♪だれかさんのうしろに へびがいる。

「あたし?」「ちがう」

♪だれかさんのうしろに へびがいる。

「あたし?」「そう!」

小さい森さんたちの世界。

鬼ばかりしたかったり

もう 飽きちゃったのかと思ったら

やっぱりやって来て また仲間になったりして

自由自在だ。

少し大きい山さんたちは

小さい森さんたちの思いを 受け入れていて

ありがたいこと。

お母様との日常が培ってきた

心の柔らかさが 嬉しい。

今日の達成に向け

一生けんめい遊ぶ 子どもたち。

一生けんめいな子どもが集まると

お互い同士が 響きあって

心と頭と身体を

もっともっと動かしたくなる。

こうしたい こうしようと。

たくさん遊んで おなかペコペコ。

嬉しい ママのお弁当だ。

幼稚園で味わう お母さんの味。

高階幼稚園は

毎日お弁当作らなくちゃならないから

手間がかかって 面倒くさい

どうして 給食にしないのか という

母親が多いけれど

子どもはただ

栄養を取り入れるわけではない と言いたい。

手をかけることは心をかけること。

お母さんの心を味わって

子どもは どんなに嬉しいだろう。

嬉しい子どもたちを見ていると

だれが作ったかわからない給食を

毎日食べさせるなんて とてもできない。

高階幼稚園は

嬉しい子どもと

嬉しいお母様の 幼稚園なのだ。

この地が まだ村だった

開園当初から 変わらない。

子も母も この幼稚園で育つ。

幼稚園も 精一杯の力で

手をかけ心をかける所だからだ。

子どもたちにも

昔子どもだったお母様たちにもーーー。