今日のお話は
11月25日(金)。
初雪の後 散り始めた
銀杏の小径から。
風もないのに
ひらひら ひらひらと落ちてくる
黄色い葉っぱたち。
朝日に照らされ、
あたり一面が
金色の世界に。
「きれいねぇ!」が
朝のごあいさつ。
こんな小径を歩ける幸せ。
みんな
金色に染まりそうだ。
まるで
お話の世界に
迷い込んだようで嬉しい
母と子。
溶け残る雪も嬉しい
子ども。
降り積もる銀杏と雪の
美しさに、
誰だって
感動する。
そして今日。
厚みを増した銀杏の小径。
「おはよう!」
「おはよう!」
こちらは けやきの小径。
歩いたり
走ったり、
集めたり。
天の高みから降りてきた
葉っぱたちと
遊ぶ
子ども。
「おはよう!」
「おはよう!」
「♪花火♪やるよー!」
「早く はやく!」
海のお母さまたちが
誕生会で演じた
あの♪花火♪だ。
「これ、ムズカシイから
海の組にしかできないよね!」。
うーん、
そうかもしれない。
初めはバラバラに
歩いているんだけれど、
だんだん集まってきて、
まとまってきたら
パーン!と
外向きにはじけるところなんか
とっても難しい。
何度もすると
ハァハァするし。
お母さま方は
3回が限度だったけれど、
海さんたちはすごい。
「もっとやろう!」。
どんどん上達する。
「♪カスタカチカチ♪もやろう!」
「カスタカチカチって
おもしろいよね!」
初めはバラバラだった音が
だんだん合ってくる。
3拍子のところは
やはり難しいけれど、
難しいから
おもしろい。
最後の音が
ピッタリ合うまでやりたい
海さんたち。
川の組の
製作意欲。
作ったら、
作ったもので遊ぶのだ。
この観覧車には
ポケモンさんたちが乗っている。
本格的なレストランには
コック長が3人もいる。
おいしいものが
次々に出てくる。
「アツアツです。
これを使ってください」。
サービスもすばらしい。
先生がおいしそうに食べるので、
ポケモンさんも
お客さまに。
「夜また来ます。
4時に予約入れておいてください」
お庭の恐竜さんが
しっぽを作りに戻ってきた。
池さんたちも
いろんなものを作っている。
みんな仲良しさんだ。
「おやつですよぉ!」
お母さんに呼ばれると
集まってくる 子どもたち。
いいなぁ、
本当のお家みたい。
温かいお部屋に
暖かいお友だち。
池さんはお庭が大好き。
寒くたって
お庭で遊びたい。
うんていの下に
落ち葉を集めて、
もっともっと集めて、
ほらね!
落っこちたって痛くない!
わざと落っこちて
おもしろい!
だって
葉っぱのおふとんが
あるんだもの!
海の組から
まだ聞こえてくる、
♪カスタカチカチ♪の音。
「もっと上手になるんだもん!」
「母さんたちに
見せてあげるんだからね!」
そうなんですって。
海の組のお母さまたち、
どうぞお楽しみに!
お庭もお部屋も、どこもかしこも
充実が降り積もる、
冬紅葉の幼稚園―――。