お弁当は 母の味


今日は 年長さんお弁当最後の日。


「高階幼稚園は お母さんのお弁当なんだって」


「たいへんよねえ」と

ちまたの不評を買っているらしい。


が,各園でお世話になっている

仕出し弁当のおじさんたちだって

「ほんとはそれが 一番いいんだよねえ!」と

商売っけなしで喜んでくれている。


本当はそれがいいんだけれど

自信がないとおっしゃる 母多し。


保育についても

本当はそれがいいんだけれど


大変だし、できないからしない と

ある幼稚園の先生は語る。


自由な保育は 幼児教育者として

普通で 当たり前の保育。


やろうとしないから できないのだ。


高階幼稚園は


子どもにとって 本当にそれがいいから


いいことをしようという

母たち 保育者たちの幼稚園だ。


大好きなお母様の味を

たっぷり味わって 満足し

安心・安定した幼児期を生きている

この子どもたちの心身に宿るのは

自己肯定感。生きる力の基本だ。


お母様と幼稚園が 同じ思いで

手をかけ心をかけ

いつの間にか育ってきていた。。


いつの間にか 知らずしらずに


子どもだけでなく 母も保育者も

響きあいながら

お互い同士 育てられてきた。


お母様の味 幼稚園の味

どちらもたっぷり味わった 子どもたちの

保育修了の日は すぐそこだ。

子どもたちにはどんなに晴れ晴れしく

保育たちには どんなに淋しく

切ないことだろうーーー。