ありがとう カレー幼稚園

3月 最後のカレー幼稚園の朝。


厨房で腕を揮う お母様たち。


目指すのは おいしいカレーだ。


森さんたちも

おいしそうなものを 作り始めた。

ガソリンスタンドでは

シャワーで流したり

ガソリンをあげたり。

お家を建てる 子ども。


イメージを共有する子ども。


山の組の 鉄道員も


自分の思いの実現のため 一生けんめい。

お気に入りの 絵の真似ごっこも。


お母さんやお兄さんが


利き手ではないほうの手で描いているので


挑戦する子どもも。


右利きあり 左利きあり おもしろい。

一生けんめいは おもしろい。



厨房のカレーの いい匂い!

母たち秘伝のスパイス入り

最高カレーが できあがる。


自信に満ちた この表情。



カレー屋さんがやってきた 森の組。

思わず出たか ピースサイン。

嬉しい森さんたち。

おいしそう!


いい匂い!

「いただきます!」


森さんのカレー初体験は 11月。


ママのじゃない食べ物を


恐る恐るお口に入れた


あの時のお顔と


なんて違うのだろう。


お母様との日常で


安心安定しているからこそ

いつもと違う非日常が 生きるのだ。

小さい人たちの このお顔は

カレー屋さんたちの心の栄養だ。


山さんたちも「いただきます!」


幼稚園のカレーは


どうして こんなにおいしいんだろうと

小学生のお兄さん。


カレー屋さんのお母さんたちが


大勢で 一生けんめい作るから


一人ひとりの一生けんめいの心が

入っているんだね。

その通り。


一生けんめいが 貴いのだ。


こんなにおいしいカレーは

高階幼稚園の お母様たちオリジナル。


子どもたちのためにと

考えられ 伝えられてきたのだもの


昔々のお母様の 心意気も入っている。


大きいひとたちは

最後の幼稚園カレーだけれど


秋になったら 幼稚園に帰ってきたらいい。

また このお部屋で

おいしいカレーを 一緒に食べよう。

そう思っていると 淋しくない。


お腹がいっぱいになって

お庭に出てきた子どもたちの

満足した表情。

おいしいカレーを作ってくださった

大勢のお母様たち ありがとう。

ありがとう!

ありがとう!

ありがとう!ーーー