差し出す力 受け取る力

寒空の月曜日。

ピッチングから始まる

幼稚園の朝。


お兄さんの指導のおかげで

山さん男児たちは

皆 本格的なピッチャーに!

お兄さん ありがとう!


山さん女児たちが 大切にしている

鍵のかかる箱。

開けてみると 何やら難しい字が!

イメージを共有しながら遊ぶ

ごっこの世界の必需品なのだ。

おや鍵がちぎれそうだ。


「治しておかなきゃ」


森さんたちも 何か作っている。

一緒に作ろう!と

お友達を誘う子ども。

ここに座って!と

親切だこと。

どれ作ろうかな。


こちらは ローソン

あ、お客様だ。


これとこれと これと…

たくさんお買い上げ。


お庭はとっても寒いので

お部屋で仲良く“つくりもの”の 森さん。

突然 思い出したらしく 「ストーブ!」。

ストーブの上でお湯を沸かしたり

煮物をしたのか ご実家で。

小さい人のいいところ

何かに見立てて遊ぶところ。

やかんでお茶も沸かす。

懐かしい遊びだこと。


色分けして塗れるようになった男児たち。

じっと見守っていた女児が

「ハイ、これもいい色でしょ」

差し出す力 受け取る力。


山さんたちの特急電車は

大宮に到着。

大宮には大きなスーパーがある。

品揃えが豊富なため


たくさん買っても大丈夫。

絵本も売っている。


多目的研究所になった

積み木のお部屋。

研究のかたわら


かくれんぼもできる。

青鬼のお面で 目かくしする。

そして「もういいかい?」と言う。

探すのには けっこう体力がいる。



おやおや珍しい 地産地消か。

山の組のいなげやさんでは お店で牛を飼っていて


新鮮な牛乳が飲めるそうだ。

牛さんは 歩いて森の組にも行ける。

みんなが喜んでくれるので


山さんも牛さんも 大喜びだ。



みんな いろんなことを思いつき

それを形にしようとして

持っている力を 一生けんめい使う。


保育者たちは

一人一人の達成目指して


手をかけ 心をかける。

誰かが一生けんめいしていると

お友達もやってくる。

お友達も 共に一生けんめいになる。

幼稚園の一日は

差し出す力と受け取る力に 満ちているーーー。