つながり合う生活

行った夏が 引き返してきたような

幼稚園。

お花畑ステージでは♪海の遊び が始まった。

この美しい曲を作ってくださったのは

小谷肇先生だ。

行く波。返す波。

引き潮に貝拾い。

ちょっとこわごわ、

あっ 大波が!

大海原を 魚たちが泳ぐ。

のびやかに泳ぐ。

トビウオが跳ぶ。

高く高く

もっと高く跳ぶ。

ボート競争も始まる。

おお!二手に分かれ ちょうどいい!

推進、推進!

力強い推進!

泳ぐ泳ぐ!

こんなに大勢泳いでも

ぶつかったりしない運動神経。

心に沁みる♪舌切りすずめの作曲者は

服部正先生。

今日は3羽いる ちょん。

まだ年中さんだから トクベツでいいのだ。

お鍋をかき回す おばあさん。

リズムにあっていること。

おいしい おいしい!

あっ大変!おばあさんが!ーー

♪海の遊びも ♪舌切りすずめも

子どもたちの心と身体が

思わず動くような

リズムとメロディー。

戸倉先生 堀合先生が

幼児の創造性を培うためのリズム遊びを

考案してくださったおかげで

こんなに楽しい毎日がある。

リズムのある生活は

小さな幼児たちの

身体を伸長させるだけでなく

心も頭も よりリズミカルに動かす。

リズムのある生活は

子どもと共に生活する保育者たち自身の

力も引き出す。

保育者たちのリズミカルな動き

豊かな表現

豊かな心情

機敏な頭の働きが

子どもたちの生活に反映される。

教育はお互いなのだ。

そこここで繰り広げられる

子どもそれぞれの 遊びの生活。

それらが響き合い

影響し合いながら

今日の充実へと つながっていく。

“芋づる式に”というと

なんとなく聞こえが悪いが

芋づるをたどると 次々にお芋が出てくるように

一つのことに関連して

多くのことが達成できる。

違うことをしていても つながり合う

高階幼稚園の生活ーーー。