幼稚園の冒険

雨さんお休みの 水曜日。

山の組には お母さん先生。

大好きな♪ドレミの歌が もう始まっている。

虫取り少年たちの 冒険も

もう始まっている。

最近腕前をあげた 山さんたち。

“まぼろし”といわれるちょうちょや

トンボをつかまえたい。

お友達の達成に

かきたてられる 意欲。

ブランコを高く漕ぐと

幼稚園中が見える。

砂場の熱中。

おお、なんと珍しいコンビ。

ちょっとハラハラするけれど。

嬉しいことに

こんな日がやってきたのだ。

虫取り少年用帽子も 嬉しい。

高階幼稚園に 夏が来たのだ。

ここでも 熱中。

作業台の上の冒険。

冒険とは 危険をおかすこと。

成功の確かでないことを

あえてすることだ。

ちょっと 手を貸してもらって 達成!

今度は降りる冒険。

嬉しい二人。

ブランコ乗りの名人は

すばらしい飛び下り!

ブランコ名人に誘われて

ブランコの冒険。

お友達は 最高の教育環境だ。

鉄棒には おさるさんが。

今度は おさるさんたちの

冒険が始まった。

山さんのお部屋では

お母さん先生が 製作のお手伝い。

どちらも 一生けんめいだ。

お庭のお母さん先生は

♪花いちもんめの仲間になっている。

ああ 負けちゃった!

お母さん先生が 子どものようになっているので

おもしろく続く わらべ歌遊び。

子どもと遊ぶときは ちょっと大きい子どものようになるのが良い。

“先生”として遊ぶと

子どもの頭は 受け身になってしまうから。

けれど、何か軌道修正を要する場合

ちょっと大きい

子どもたちの先輩のようになってはいても

先生は先生だから

先生の言葉として

子どもたちの心に 入っていく。

例えば 競走で

負けそうだからとひるんでいる子どもに 心から

一生けんめい走ればいいのよ。

負けたって 一生けんめい走る人がえらいのよ。

心からの言葉は

子どもの心に きっと響く。

小さい人には

そんなことも言わず

手をつないで 一緒に走ったら

速く走れて きっと嬉しい。

幼稚園は 成功が確かでないことを

あえてやろうとする所だ。

もしかすると

お若いお母様にとっても

子育てそのものが 冒険なのでは。

冒険とは あえていどむこと。

できるかどうかわからないことを

あえて行うことなのだから。

苦手だから 失敗しそうだからと

保育士という人の手に

預けてしまう母が多いと聞くが

我が子には

苦手なことにも取り組んでほしいと

望んでいるのではないだろうか。

子育ては 冒険するだけの価値がある。

毎日 我が子と一緒に

冒険の旅に 出かけ

達成感を味わえるのだ。

なんと 興味深く

味わい深いことだろうーーー。