やってみてわかること

木曜の朝。

ちょうちょを見つけた。

あっ 取った!

自らの上達が 誇らしい子ども。

子どもガーデンには 赤ちゃんバッタが。

赤紫蘇にいるバッタは

見つけやすいのだ。

園芸サークルのお手柄だといえる。

幼稚園の朝は 嬉しい。

作った帽子で

帽子取り競争。

この帽子 変則に飛ぶので

思ったより 捕獲が難しい。

まるで 生き物のようだ。

やってみると 夢中になる。

紙ヒコーキも そうだけれど

飛ばし方を工夫するのも おもしろいのだ。

小さい人の遊びと思っていた 自分を反省。

砂場で遊び始めた

森さんたち。

テラスで遊び始めた 山さんたち。

この 券売機は

ラビューの乗車券だけでなく

おいしいものや 劇場のチケットまで扱う。

臨機応変装置のようだ。

山さんたちは 製作を始めている。

帽子ゲームの優勝者に 手を貸しているのは

今日の お母さん先生。

保育を学んで お家の生活に役立てたい。

子も母も 一生けんめいだ。

子どもたちに ご飯を与えておいて

母たちは トラの練習。

♪ちびくろサンボが 始まった。

曲が流れると 助っ人があらわれる。

森さんからも。臨機応変だ。

トラ登場の場面になると

お庭から お客様もやってくる。

幼稚園のどこにいても

音楽劇の気配が 伝わるのだ。

小さい幼稚園の 良さだ。

誕生会のリズムや表現が

子どもたちのいつもの遊びの生活の中に

浸透していることを 実感する。

きっとそれぞれの お家の生活にも

リズムの遊びが

当たり前のもののように 浸み込んで

母と子の日常を

リズミカルにしているに違いない。

誕生会を恥ずかしがっていた お母様も

やってみてよかったと 思っているに違いない。

勢い良く 背を伸ばす

夏のお庭の 宿根草たちのように

子どもたちの生活の力も

ぐんぐんと 育ってきたように感じる。

お庭で 一生けんめいなお母さん先生。

始まりは こんな風だったのが

こんな風になって

こんなになっちゃった 子どもたちのお世話を

こんなに親切に している。

子どもたちは どんなに嬉しいだろう。

一生けんめい遊んで

おなかが ペコペコ。

粘土のごちそうも おいしそうだ。

幼稚園のお弁当。

お母さんのいつもの味が

子どもたちの心と身体に 浸みわたる。

お弁当は こうでなくち。ゃ

お弁当作り大変だから

高階幼稚園、面倒くさいとか

自信がない、という

母親が多いらしいが

できるとか できないじゃなく

やってみようとすることが 大事じゃないのかな。

やらないより

やってみて、そのうちだんだん手際が良くなったら

ご自分だって嬉しいと思う。

せっかく“お母さん”に なったのだもの。

お弁当は 母と子の絆。

母と子の 心の栄養だーーー。