火曜日の小さい人形劇は
くーちゃんの仲間たちの 特別出演だ。
いつもの誕生会の こぐま座公演の時は
お山からやってくる くーちゃんたちを
大喝采で迎える。
けれど 特別出演の仲間たちの住まいは
お山のてっぺんより どうも近いらしいぞ
お山のふもとに 住んでいるのかもしれないぞ と
思っているのかいないのか
嬉しくてたまらない 子どもたち。
自分たちもと 山さんたち。
牛若丸の母 常盤御前が
赤ん坊の牛若丸と 都から落ちのび
七歳の牛若丸が
鞍馬山のお寺に預けられるところからの 物語なのだ。
鞍馬山の大天狗は 子天狗たちと牛若丸を鍛え
強くなった牛若丸は いよいよ
京の五条の橋の上で 弁慶と出会うことになる。
♪きょーうのごじょうのはーしのうえ
だーいのおーとこの べーんけいは
なーがいなぎなた ふりあげて
うーしわかめーがけて きーりかかる
ホールに響く 大合唱。
お客様も一緒になって
昔話の世界に浸る。
あの 誕生会の演目が
子どもの世界に 生きているのだ
なんとありがたいことだろうーーー。